6月7日、Amazon等で「加計学園問題『総理の意向』文書全文」なる電子書籍が配信された。
怪文書8枚を含む、全32ページからなり、Amazonでは648円。
有料で配信するという意図がよく分からないが、BuzzFeed News
の記事、「加計学園『総理のご意向』文書全文をAmazonなどで配信 出版社のねらいとは」では、ゴマブックスの担当者は以下のように答えている。
・森友学園もそうだが、世間で報道されている問題を理解していない人が多いのではないかと思い、配信を考えました
・名前を聞いたことがある、ニュースとしては知っている。けれども実際はどういう内容なのか分からないという人に向け、今からでも分かるように問題を整理しました
確かにその通りではあるが、怪文書8枚に付属する解説文は、これまでの経緯を確認するために必要ではあるが、すでに既知のことである。
国民が知りたいのは、『怪文書8枚』なのである。
これまで国会中継を観ると、そこで議論されている情報は国会議員が用意する「フリップ」と言われるボードに書かれていることぐらいで、国民が詳細な文書を手にして国会中継を観ることはない。
国会では「国民がー」「国民の皆さんのお考えはー」とか言っているが、肝心な国民には判断に必要な情報は提供されていない。
今回、ゴマブックスが書籍のカタチで怪文書8枚を公開したことは評価できるが、広く国民に知ってもらいたいのであれば、Amazon等の電子書籍ではなく、ゴマブックスのホームページ等で無料で公開したほうが社会的な影響はあるだろう。
なんかもったいない。
怪文書は以下の8枚である。
一番良いのは、衆議院等のホームページに、国会で使用する資料の一部がダンロードできるか、ホームページで資料の一部を閲覧できるような仕組みをつくることである。
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