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ミツバチのための最後の闘い





 いつものAvaaz.orgからの最新情報です。

 どうぞお読みください。

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皆さま

今この瞬間も、大量のミツバチが死に絶えています。すでに米国では、主要作物を受粉するためのミツバチが全く足りないい状況です。また欧州の養蜂家は、毎年少なくとも1割のミツバチを失っています。

ミツバチによる受粉がなければ、食物連鎖全体が脅威にさらされるため、わたしたちは今、全ての生命を脅かす環境の大惨事に直面していると言っても過言ではありません。

ミツバチにとって有毒な農薬が、必要を大幅に上回る量で作物に使用されていると、科学者たちは警鐘を鳴らしてきました。これへの反撃として、農薬を販売する大手化学製品会社は、かつて石油会社が気候変動懐疑論を広めたのと同様に、企業自らの出資という、信頼性に問題がある科学調査を実施。これを根拠に、ミツバチ大量死と農薬とを結びつける証拠に疑問を呈して、政治家たちが対策を遅らせる口実を与えているのです。

けれど今年、ついに欧州やカナダ、米国で、これら有毒物質に対する取り締まり強化の兆しが見え始めました!そこでAvaazでは、次の計画を打ち出します。
  1. 農薬に詳しい科学者に内部告発を働きかけ、関係大臣や当局者の前での証言を得る。
  2. 緊急調査を実施し、これらの農薬を使用しなくても作物が豊かに実ることを証明する。
  3. 農薬禁止支持派とともに大規模な啓発キャンペーンを展開し、使用禁止を勝ち取る。
科学調査や世界規模の啓発キャンペーンにはコストがかかります。けれどAvaazなら、グローバルなクラウドソーシングで資金を調達できます。化学薬品製造大手による曲解された科学を決定的に覆すため、これらの農薬なしでも農業は成り立つことを示す、草の根支援による世界規模の調査に必要な資金を、素早く集めることができるはずです。調査の実施は急務ですが、わたしたちが今ここで力を合わせなければ、調査は立ち消えになってしまうかもしれません。これはミツバチのための最後の闘いです。どうかできる範囲で ワンクリックで寄付にご協力をお願いします。

わたしたちは、すでに主要な科学調査にも出資しています。また440万人分のご署名が集まり、ミツバチ保護としては世界最大規模のキャンペーンともなりました。さらにグローバルなAvaazキャンペーンに押され、対策に消極的だった英国は農薬禁止支持に方針転換、欧州ではミツバチ大量死との関連が指摘される農薬の一時使用禁止が決定されました。けれど、まだやることはたくさんあります。

化学製品会社は政治運動に資金を提供した上、政治家と結託して、 科学的根拠に基づいた報告を歪めようとします。米国では、環境保護庁(EPA)がトランプ政権によって大幅に縮小されました。また欧州では、ドイツ政府が農薬「グリホサート」の使用延長を投票で可決、バイエル社やシンジェンタ社をはじめとした農薬製造大手は、この決定に胸を撫で下ろしているはずです。

地球上の生命にとって、ミツバチはなくてはならない存在です。たしたちの食糧の3分の1は、ミツバチによって受粉されています。さらに農薬製造会社による調査ですら、この危機がどれだけ大きいものか認めているのです。信じがたいこの事態に、ミツバチにとって有毒な農薬が禁止されるよう、わたしたちは全力で取り組まなければいけません。

そのため、できる範囲で寄付にご協力をお願いします。

養蜂家や科学者をはじめとした、当問題に詳しい専門家たちは、危険な農薬が禁止されることを願っています。世界中の皆さまからご寄付が集まれば、彼らの声にいっそうの説得力を持たせ、禁止を支持する大きな世論を示すことができるはずです。そうすれば暴利をむさぼる巨大企業が、人類生存のために不可欠なこの美しい種ミツバチを死に追いやるのを食い止めることができるでしょう。

希望を込めて
アリス、ダニー、マリゴナ、アリソン、ミア、スピロ -- Avaazチームとともに

関連情報:

EU、ネオニコチノイド農薬3種の全面禁止で投票へ(サステナブル・ブランド/日本語)
http://www.sustainablebrands.jp/news/os/detail/1188986_1531.html

ミツバチ寿命、ネオニコチノイド系農薬で縮まる(佐賀新聞/日本語)
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/76220

ミツバチがいないと、わたしたちは餓死するのか?(BBC/英語)
http://www.bbc.co.uk/guides/zg4dwmn

殺されるミツバチ:バイエル・シンジェンタ社、農家と組んでミツバチに優しい規制を回避 文書で明らかに(ポリティコ/英語)
https://www.politico.eu/article/europes-lost-colonies-bees-neonicotinoids/

問題が指摘される農薬、ミツバチ減少の原因である可能性 大規模調査で明らかに(サイエンス/英語)
http://www.sciencemag.org/news/2017/06/controversial-pesticides-can-decimate-honey-bees-large-study-finds

農家は収穫減なく農薬量を削減できる(ガーディアン/英語)
https://www.theguardian.com/environment/2017/apr/06/farms-could-slash-pesticide-use-without-losses-research-reveals

農薬ロビー ミツバチ大量死との関連が指摘される化学薬品擁護のため、数百万ドルを支出(ハフィントンポスト/英語)
http://www.huffingtonpost.com/2013/03/29/pesticide-lobby-bees_n_2980870.html




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