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【「宮崎・日向ネット名誉棄損事件」と「睦子基金問題」】インターネットでは人が変わる?







 日向市のいち主婦がインターネット上で発信した「投棄された大量のスラグから染み出る水が、高濃度の重金属を含んでおり、いまも垂れ流しの状態です。」「子どもが咳をして困ります」等の一連の発言は、リアルの場において、実に多くの人を巻き込む結果となりました。


 これまでお伝えしてきましたように、一連の発言の始まりから数年経過しているものの、日向市で大掛かりな産廃問題、環境問題は発生していません。

 もちろん、農産物への被害も全くもって確認されていません。


 にも関わらず、現時点においても、日向市の主婦を擁護する声はツイッターを中心に多く、産廃問題や脱原発関連のツイッターアカウントによって情報が拡散されています。


 この件は、昨年、2015年10月14日に判決をみましたが、被告である主婦は判決に従うことなく、その後、ブログ運営会社によってブログが閉鎖されました。

 このまま判決に従うことがなければ、ツイッターに対しても何らかの措置がとられることになるでしょう。


 さて、この件、私も何度も発言してきましたが、



産廃問題でもなんでもない



ということです。


 私に言わせれば、



インターネットの利用の在り方が問われる問題



なのです。



☆☆

 一連の取材の中で、この日向市の主婦を支援するある女性によれば



インターネットが面白いければそれでよい


とのことです。


 また、


私たちは責任などはとりません


とも言い切っています。

 この女性は、今でも平然とツイッターを利用しています。




「他人の不幸は蜜の味」



ということでしょうか。

 当事者や関係者のことなど考えていない、まったくもって身勝手な発言、行動としか言いようがありません。




☆☆☆

 そして今回起きました「睦子基金問題」。

 関係者への取材で、このような基金を勝手に立ち上げて、ツイッター上で公開した男性の言葉として、



現実の社会では問題はないが、

インターネットではついカーッとなって

自分とは違う自分になってしまう



とのことです。

 これは今回の件に限らず、インターネットを利用する上での大きな問題ではないかと思います。

 また、

 インターネット上では、以前から言われ続けてきたことです。




インターネットでは人が変わる。






☆☆☆☆

 個人の感情のはけ口としてインターネット、SNSが使われている現状の中で、感情を吐き出すことでどんだけ多くの方々が影響を受けているのか。

 自分の感情を吐き出したことで、それがリアルの人間関係、社会、職場、家庭にどのような影響が出るのか。

 また、これは前回の記事にも書きましたが、職務上知り得た情報を駆使して、それをもとにして根も葉もないことを発信しているとしたら、職務倫理上でもアウトでしょう。



自分の心をうまくコントロールすること



 それができなければ、他人に迷惑をかけるようなことをインターネットで行ってはダメです。

 というか、インターネットを利用することを控えて欲しいものです。


 しかし、現状、私がこのようなことを発言しても無駄であることは理解しています。

 今後も、インターネットにおける監視と取材を続けていきたいと思います。


 似たようなことで、




車を運転すると人が変わる!






という人がいます。
それと似たようなことでしょう。




 車の運転とインターネット上での発言が荒い人には、とりあえず気を付けましょう。










 

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