2019年6月15日から7月21日まで、宮崎県立美術館で開催されている『ジョルジュ・ルオー展』。
美術館館長自らが出演して、ジョルジュ・ルオーの名前を10回、早口言葉で連呼するCM。
何かの罰ゲームかのように必死でジョルジュ・ルオーの名前を言うも、最後辺りで名前を間違えてしまうという大失態を演じて、顔がゆがむ館長。
最後に、館長が「心に響く魂の色彩、ジョルジュ・ルオー展」と言って終わる。
すでにこのCMはテレビでは流れなくなってしまいましたが、ご覧になられた方も多いのではないかと思います。
前回、第2弾記事では、作品をお借りしているパナソニック汐留美術館(東京都)は、このジョルジュ・ルオーの名前を10回言うCMは知らなかったということをお伝えしました。
その後、7月10日にジョルジュ・ルオー展の実行委員会が開催され、今回の件についてどう対応するかが協議されたようです。
恥ずかしながら私は第5腰椎滑り分離症が再発し、2日間ほどをベッドの上で過ごしました。その間に、宮崎県立美術館から電話が何度もかかっていました(申し訳ございません。)
本日7月12日、宮崎県立美術館に電話をしました。
その冒頭の通話内容を書き起こしました。
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(前略)
お伝えしていたとおり、関係者で実行委員会の関係者で集まって、協議したところでした。
パナソニック汐留美術館さんのほうには、大谷様がご連絡していたとおりのことで、パナソニック汐留美術館としてもCMについては良いと思っていないのでということで、そこについては対処してください。こちらでの申し入れもございまして、予定していたものについては放映を取りやめた、ということと
今回、いろいろ、パナソニック汐留美術館様にご心配とご迷惑をおかけしているといったこととか、お話し申し上げまして、ご対応いただいたのは川上副館長さんですけれども、承知いたしました、というようなことで、一回お伝えしました。
今後、ルオー展に関するいろいろな告知、紙媒体とか映像に関わらず、しっかりとお互いに確認していきましょう。ということでご了解いただいたところでございます。
今回、いろいろ大谷様のほうからご指摘をいただいている内容等についてですね、おかしいと思われる部分であるとか、通常の考え方に照らし合わせて不快に感じたことに対しましては、本当に心苦しいというか、心からお詫びをしたいというふうに思います。
いろいろご指摘いただいている教育的な配慮であるとか、芸術性に鑑みるところとか、それから、様々な立場の方々ですね、これはご指摘いただいている税金を使っているというようなこともございますので、そういった教育的な配慮とか芸術性、それからいろいろな方々への配慮、交えて、気を付けてまいりたいというようなことです。
美術館のコンセプトが、県民に親しまれる開かれた美術館ということで、開館以来やってきておりますので、今後もより多くの県民に親しまれて、たくさんの方にご来館いただけるような様々な事業を展開してまいりたいというふうに考えております。
こういったカタチで、今回、いろいろご意見いただいていることにつきましては、良い方向にもっていけるように、さらに、対処してまいりたいというふうなことを昨日、おとといというふうにお伝えしようと思っていたところだったんですけれども、今になってしまいましたが、そういったところでございました。
(中略)
これが私ども実行委員会の総意でございます。
(後略)
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電話口で話を聞く限りでは、県民の皆さんへの説明や謝罪といったものではなく、あくまでもジョルジュ・ルオーの名前を10回言うCMにクレームを付けた私への回答に聞こえてしまいました。
これまでの電話取材で、「宮崎県立美術館、実行委員会としてはどう考えているのか」ということをお伝えしていたので、臨時に実行委員会を開催して、『総意』としてのアンサーを出したということでしょう。
ただ、私はこれまでにも、少なくとも税金が投入されているのであれば、税金を納めている県民に対して何らかのアクションが必要ではないのかとお伝えしていましたが、それは無視されたカタチとなってしまいました。
今回の冒頭の電話で確実に税金が投入されていることが分かっているにも関わらずに、このような対応でした。
今後、宮崎県立美術館として、実行委員会の代表者が謝罪するとか、そのようなアクションは一切とらないとのこと。
この宮崎県立美術館の対応について、宮崎県教育委員会生涯学習課に電話で尋ねたところ、大谷のために臨時に実行委員会を開いた的な態度でした。なんでそのようなことになってしまうのでしょうか?
県立美術館の担当者は電話口で、「美術館のコンセプトが、県民に親しまれる開かれた美術館・・・」と発言してるとおり、県民に開かれた美術館であれば、今回起きたトラブルもきちんと県民に説明しなければなりません。
謝罪すべき相手は私ではなく、県民です。
どこに問題があるのか、何に問題があるのか、関係者の皆さんは、ご存知ではないかと思います。
今回問題になっている『ジョルジュ・ルオーの名前を10回言うCM』の前に、もう1つ、宮崎県立美術館四本 孝館長が出演するCMがありました。
それは、満面の笑みで「宮崎県立美術館が令和最初にお届けするのは・・・」と、かなり意気込んでトップセールスをしていました。良い声をお持ちの館長で、心地よい響きだなあとCM的にはとくに何の問題もなかったのですが、第2弾のCMが・・・。
そのトップがきちんと謝罪すれば、それで終わりなのです。
それができないとは情けないというか、ふがいないというか、こういった人物が過去に教育長を務めていたとは、残念しきりです。
今回の電話取材で、このジョルジュ・ルオー展にいくらかの税金が投入されたことが判明しましたので、来年の決算報告書で確認することができます。
さて、1年後に謝罪会見とかするんでしょうか?
私どもが取り上げたチキン南蛮の件にしても、1年後にやっと動き出したということもありましたし、今後の宮崎県の対応に注目したいと思います。
今回の件、もちろん、パナソニック汐留美術館(副館長)様にもお電話を差し上げました。どう思われたかは分かりませんが、今後、何らかの動きがあるかもしれません。こちらも何か動きがありましたら、お伝えします。
【音声データ】
問題の大きさに鑑み、今回の電話取材の音声データをYouTubeに公開します。準備が出来次第、下記にURLを掲載します。
・ジョルジュ・ルオーを10回言うCM問題~宮崎県立美術館の電話での回答
【過去の記事】
・ジョルジュ・ルオーを10回言う~心に響かない宮崎県立美術館のCM
・パナソニック汐留美術館は 知らなかった。~ジョルジュ・ルオーの名前を10回言うCM問題第2弾
いきなりのコメント失礼します
返信削除今私共の息子(小5)は小学2年生からイジメを受けておりました、担任は自分は味方ですよと安心させ信用させて実際は私達を騙していましたこの担任の行動が怪しく思い注意していましたが子供のイジメは収まることはなく年々酷くなる一方でした殺すぞともキモイとも言われ怪我もされて上履きはびしょ濡れで帰ってくることもありました、私共は法律でイジメ対策の委員会を設置したほうがいいと助言されていて4月に学校からTELがありイジメ対策の委員会を設置してほしいと告げたところじゃあ学校に出て来いよとのことで学校に行きイジエ対策委員会を設置するものと思っていましたが、警察に通報され犯罪者扱いされました市教育委員会は責任は学校だと県教育委員会は市だと学校長に聞いたところ市教育にあるとそれでもだめなら県にありますと、要はタライマワシにされていました、先日県の県民の声に苦情いれたら適当に返答してきましたそこでもやはりタライマワシをまたされています県の対応も不誠実市の対応も不誠実で憤るばかりです息子は現在医大に通院し保健室登校しています、宮崎でもイジメで自殺している方がいると調べてわかり胸が苦しいばかりです全く自殺した子供さんのことがいかされていない、この虚無感はなんだろ悔しいし憤るばかりです