スキップしてメイン コンテンツに移動

若者を公園へ!

祇園ストリートスポーツパーク8



 ヘルメットの着用問題で、私も過去に記事として取り上げたことがある「祇園ストリートスポーツパーク(以下、パークと略す)」ですが、マナーの悪さから夜間の使用が停止されていましたが、今年1月4日から再開されました。

 夜間利用停止の理由の一つに、「施設利用中のヘルメット着用」が徹底されていないことが挙げられています。

 施設には結構バンクのあるものもあり、ファッション系でストリートスポーツを楽しむと言うより、大会に出場するためのスポーツ系の施設になっているために、ヘルメット着用が義務付けられています。

 このことに対して、ファッション系でストリートスポーツを楽しみたい利用者がヘルメットを着用しないことで、市側が利用制限に踏み切ったのです。

 市、利用者側との話し合いが何度か持たれたようですが、当初はうまくいっていたようですが、それも長くは続かず、何度か夜間利用停止の措置が取られ、今年1月4日に再開となりました。

◇◇

 今年に入り、私のところに何本かお電話が入りました。
 
 「宮崎市高松橋の北側河川敷の公園で、若者がスケートボードをやっている。パークがあるのに、あそこでやってもいいのか?」
 
 「あそこでケガをしたら、市が責任をとるのか?」

などといった内容。

 先週の3連休の前、ちょうど1週間前に、現場に向かいました。




 公園には、2人の若者がいて、リーダーらしきNさんとお話をすることができました。

 それによると、

・パークでは、ファッション系のボーダーが目の敵にされやすい。
・ファッション系のボーダーもそれなりの練習をしたいが、スポーツ系のようなバンクは使わないのに、一律ヘルメット着用なので話し合う余地がない。

 そして、高松橋の河川敷の公園に来た理由は、

・床面がフラットでラバーも貼ってあるので、練習ができると考えた。
・自分たちで道具を運び、練習が終わったらきちんと片付け、ゴミなども拾って帰っている。
・高校生たちもやってくるので、公園の使い方を教えたり、スケートボードの指導もしている。
・市の方も何度か様子を見に来たが、何も言われなかった。

 Nさんと話した限りでは、しっかりとしたリーダー格らしい雰囲気ではありました。

 また、ケガにつながるような大きなバンクもなく、ラバーの貼った床面で、それなりのスペースはあるのだが。

 ファッション系ではあっても、ひとつの趣味、スポーツとして楽しんでいるストリートスポーツを楽しむことはできないのか?

 彼らの居場所は、どこにもないのだろうか?


◇◇◇

 1週間経った本日、パークを管理している宮崎市文化スポーツ課に問い合わせてみました。

・パークに限らず、市が設置した公園では事故防止のための対策は必要で、やはりどこで行なっても「ヘルメット着用」に変わりはない。
・パークは文化スポーツ課で管理しているが、通常の公園は「公園緑地課」で管理しているので、詳しくはそちらへたずねてほしい。

 ということで、宮崎市公園緑地課へも問い合わせてみました。

・高松橋の河川敷の公園でスケートボードをやっていることを知らなかった。
・市(公園緑地課)が管理している公園ではあるが、今のところ、スケートボードは禁止してはいない。
・市民からケガの責任のことが出されているようだが、こちら(公園緑地課)では自己責任だと考えている。

 スケートボードをやっていることを知らないというので、すぐに現場を見てほしいと伝え、私も現場に向かいました。

◇◇◇◇

 現場を見た公園緑地課の職員はリーダーのNさんと話をし、基本的にはこの公園での使用を認めました。

・文化スポーツ課の判断と私どもの判断は違い、公園ですので、市民ならどなたでも使用できます。ただし、使用中のトラブルやケガは使用者の責任でということです。
・パークがスポーツ系で使えないのであれば、ここ(河川敷の公園)が使えるのではないかと思います。スケートボード等の利用も考えてこのスペースを設置しています。
・リーダーのNさんもしっかりしていますので、現状では問題はないかと思います。

 もう一人の市職員の方からは、

・ここでの他の利用者が増えたら、使用申請を出してもらうなりの手続きは必要になります。

 で、

・公園から若者を追い出すことはないかと思いますよ。最低限のルールを守ってもらえれば問題はありません。


 ということで、市も担当課が変われば考え方もずいぶんと変わるもので、ヘルメットを着用しなくても、この河川敷の公園でストリートスポーツを楽しむことができるようになりました。

 彼らの居場所ができたのです。

◇◇◇◇◇

 このことを、宮崎市文化スポーツ課へ伝えました。

私「公園緑地課が、この河川敷の公園でのヘルメット着用なしでのストリートスポーツは問題なしとしました」

担当「え?本当ですか?」

私「同じ市でも担当課が変わると、こんなにも変わるものですね。」

担当「・・・」

私「これで、パークでの『ヘルメット着用問題』がなくなりましたし、スポーツ系とファッション系の住み分けもできましたね。」


 当分の間、大きな問題は起きないかと思いますが、世代間のギャップというか、若者のスポーツを認めるという寛容さが必要になるのではないでしょうか?

 この河川敷の公園には、年配の方のグランドゴルフができる芝生の広場もあります。公園を利用する皆さんで清掃活動を行うなどして、コミュニケーションを図ることで、お互いを理解し合うこともできるのではないでしょうか。

 私も中学・高校の頃、この河川敷の公園で良く遊びました。

 今後も見守っていきたいと思います。

 若者を公園へ!ってことです。

コメント

このブログの人気の投稿

【Android au IS04不具合戦争?】auお客様センター上席責任者からの回答

 午後2時50分過ぎ、auお客様センターからお電話がありました。  でも、前半のお電話のやりとりって、これほどまでに客である私の情報が、担当したオペレーターを通じて上席責任者に伝わっていなかったんだろうと、auお客様センターの対応に呆れてしまいました。そういう体質なんでしょうか? ■ 上席「昨日はお電話をありがとうございました。IS04の修理に伴う代用機の手配の件ですが、大谷様行かれましたauショップには8GBSDカードに対応する代用機がなかったということで、私どものほうで、宮崎市内ではございますが、別のauショップで代用機の手配をいたしました。」 私「はい?代用機とは何のお話ですか?」 上席「いや、昨日、大谷様から私どものオペレーターにそのようなお話があったようで、責任者である私のほうで手配いたしました。」 私「え?そんなことで上席責任者に電話を取り次いでくれとオペレーターさんにお願いした覚えはございません。」 上席「そのように承っておりますが・・・」 私「代用機の件については、昨日のオペレーターさんにもお話ししたのですが、情報をきちんと共有されているのでしょうか?」 ということで、私が昨日、責任がとれる上席者に電話を取り次いで欲しいと言う内容が、いつの間にか、auのほうで、「代用機の手配」に変わってしまっていました。 auお客様センターでの会話は録音されているワケですから、その会話を再生すれば話の流れから、私が代用機の手配のためではないことは分かるはず。 昨日、auショップの店員さんには、「しばらく様子をみます」ということをお伝えしていたのですが・・・。 話の本質は、こんなことではありません。 ■■ 私「私が上席責任者に電話を取り次いで欲しいとオペレーターさんに伝えたのは、昨日(3月28日)の調査結果の経緯を知りたいためです。1か月近くあり、調べますと言っておきながら、調査結果は原因不明ですでは、あまりにもずさんです。」 上席「はい。私どもがご説明できるのは、昨日の担当が申し上げましたように、調査結果は原因不明なので、お客様にはお近くのauショップにIS04を持ち込んでいただき、基盤交換をお願いしたく、その旨をおつたえするだけです。」 私「これまでの説明を聞いていると、基盤交換をすれば治る...

宮崎県日南市で持ち上がった『イクボス』市長のセクハラ・パワハラ疑惑?

【追記:2017年2月24日午前11時45分 】  2月24日午前、崎田恭平市長代理人の弁護士からの『文書削除申入書』を受け入れ、本文の一部を削除しております。 ☆ 日南市とは  宮崎県日南市は、宮崎県の南部に位置し、東に日向灘を臨み、西は都城市・三股町、南は串間市、北は宮崎市に隣接している。 2015 (平成 27 )年 10 月 1 日現在の国勢調査で、人口は 54,090 人。平均気温は 18.7 度で、年間を通じ温暖な気候のため、日本プロ野球、広島東洋カープのキャンプ地として知られている。( データは日南市ホームページより )  この日南市と言えば、 2013 (平成 25 )年、日南市の中心市街地・油津商店街の再生を進めるために月収 90 万円で「現地在住型の日南市テナントミックスサポートマネージャー」を募集したことが話題になった。   2015 年 11 月には核となる『多世代交流モール』がオープン、テナントミックスサポートマネージャーの公約である『商店街の中に 20 店舗誘致・出店』もほぼ達成され、この 3 月に任期を終える。  また、油津港には大型クルーズ船が寄港するようになり、今年は 12 (すでに 1 船は寄港済み)の大型クルーズ船が寄港する予定である。 ☆ 崎田恭平市長とは  日南市は少しずつ活気を戻しつつあるが、この立役者の1人が崎田恭平市長である。   1979 (昭和 54 )年生まれの 37 歳。 2003 年(平成 15 年) 3 月、九州大学工学部エネルギー科学科卒業。大学時代は、ボランティアサークルに所属し、福岡県大刀洗町にある児童養護施設で活動をしていた。 2004 年(平成 16 年) 4 月、宮崎県庁に入庁。 2012 年(平成 24 年) 8 月、同県庁を退職し、 2013 年(平成 25 年) 4 月 14 日執行の日南市長選挙に無所属で出馬。現職、前宮崎県議ら 2 人の候補者を破り、初当選。  若い市長の誕生とあって市民には期待と不安が入り交じる中、崎田市長は積極的な施策を進めてきた。  前述した『現地在住型の日南市テナントミックスサポートマネージャー』もそうである。  最...

【宮崎市民必見!】宮崎市議会内村健久市議、不倫訴訟に「議員活動の妨害」と主張するも不倫を認め、判決は2016年5月18日

【宮崎市民必見!】宮崎市議会内村健久市議、不倫訴訟に「議員活動の妨害」と主張するも不倫を認め... 投稿者 skywalker11 2016年4月21日のTBSテレビ・Nスタ内のコーナー「マルトク特命取材班」で、全国報道。 しかし、放送のあった時間帯は、地元宮崎の系列局であるMRT宮崎放送では「ニュースNEXT」というローカルニュースを放送。 このようなニュースが全国に流れていることだけではなく、内村健久市議が不倫で裁判沙汰になっていること自体を知っている市民・有権者は少ない。 内村市議の不倫相手は宮崎市役所職員の妻。 2年前、その妻が結婚式を挙げる前後から不倫。 夫が妻の様子を不審に思い、LINEを確認したところ、不倫が発覚。LINEには内村市議と妻との生々しいやり取りが。ホテルで密会を繰り返していた。 内村市議は、市議会で子どものLINEの使い方について発言。その市議本人がLINEで・・・ 夫は妻と別居。 内村市議には妻子がいる。 昨年3月、夫は内村市議に対して慰謝料請求を行ったが、代理人からの回答書には「そのような事実はなく内村とは無関係」と不倫関係を否定。 昨年、市議選選挙前であることをいいことに、内村市議は開き直りの態度。また、訴えは議員活動への妨害であるとまで言い出す始末。 再選を果たした内村市議は子ども・子育て支援対策特別委員会に所属している。 慰謝料支払いに応じない内村市議に対し、夫は昨年6月裁判を起こしたが、内村議員側の主張は不当訴訟だとして不倫を否定。 夫は証拠としてLINEの記録を提出すると、内村市議は不倫事実を認めて男性に対しようやく謝罪した。 裁判は2016年5月18日、宮崎地方裁判所で結審する。 それを受けて内村健久市議は、議員辞職を含めて今後の対応を考えるとのこと。 ...