このイベントを評価する声、批判する声があるなか、
このイベントは、宮崎に何を残したのだろうか。
☆
イベントが終了した10月16日午後9時ごろ、イベント会場から帰りの身障者用のバス停で問題が起きた。
Aさんご夫婦は、バス待ちで並んでいた。
バスが来て、Aさんご夫婦よりもあとに並んでいた車椅子の方を先に乗せようとしていたスタッフB氏に対して、Aさんが「皆さん同じ身障者で並んでいるんですよ」と声をかけた。
Aさんは、同じ身障者なので順番を守って欲しいという気持ちから伝えたのだが、その意を介さなかったスタッフB氏は、Aさんに暴言を吐いたあと、身障者であるAさんを足蹴りして暴行を加えた。
その後、宮崎北警察署の署員が会場にやって状況を確認した。
現場では、「この人(スタッフB氏)、前にもお客さんを足蹴りしていた」という複数のバス待ち客の声があったとAさん。
この同じスタッフによる暴行は、常態化していたのだろうか。
運営側は、スタッフの動向を把握していたのだろうか。
☆☆
水平線の花火と音楽事務局へ電話をかけた。
イベント責任者は、撤収作業のため不在。
伝言をお願いしたところ、当時の状況を把握していたスタッフC氏から電話があった。
C氏によると、今回、暴行があったことを認めた。
しかしC氏は、「1万5千人のお客さんがいるので、すべてをスタッフがカバーするのは、難しい」と話した。
客の安全を確保し、客が快適にイベントを楽しむことができるようにするのがスタッフの仕事である。
しかも、様々な年齢層の客が集まるイベントにおいて、スタッフが配慮することは当然のことである。1万5千人来ようが、関係ないことである。
それを電話口で平気で話すC氏を疑った。
何のためのスタッフなんだろうか。
C氏に、今回暴行を働いたスタッフが過去にも同じことを行ったことについて確認したが、C氏は今回はじめてスタッフとして参加したので、過去のことは分からないとのこと。
これまでに6回も同じみやざき臨海公園でイベントを行ってきたにも関わらず、スタッフ間の意思疎通、イベント後の反省等は、十分に行なわれていたのであろうか。
過去の暴行事案が反省会等で出されることもなく、同じスタッフがまた身障者に対して暴行を働いたという事実。
この事実を、幹部スタッフはどう考えるのだろうか。
甚だギモンである。
いわゆる「おもてなし」の心が、すべてのスタッフに足りなかった、ということだろう。
イベントの責任者からの電話は、未だにかかって来ない。
引き続き、イベント責任者に対して取材を続ける。
☆☆☆
ご存知のように、「ふるまい!宮崎」は、9000人余りが来場し、当日の暑さと実行委員会の不手際が重なり、救急車が出動。48人に点滴などの処置を行い、うち生後5カ月の男児を含む男女6人を救急搬送。搬送した6人のうち、20~40代の女性3人は短期の入院の必要な中等症、男児と30代、50代の女性2人は軽症と診断、という事態に陥った。
その後、後援した宮崎県、宮崎市も事情聴取を行った。
今回は、48人ではなく、1人の客に対する暴行事案だが、数の大小の問題ではない。
スタッフの客に対する思いやりの心、ちょっとした気配りがなかったことが原因で起きた問題である。
確かに、イベントからの帰りは、バス停付近は混雑するし、客を早くバスに乗せたいなどとの心理が働き、配慮も何もなくなるだろう。
何度も言うが、スタッフは誰のために、何のために存在するのか。
それを徹底的に教育しなかった幹部スタッフも、大いに問題がある。
同じみやざき臨海公園で行われた別の野外フェスでは、トラブルの話は聞いたことがない。
どうして、この「水平線の花火と音楽」は毎回問題が起きるのだろうか。不思議でならない。
A氏は、「私は宮崎が好きです。このようなイベント運営の問題で、また、宮崎が悪く言われるのが嫌ですね。でも、問題は問題として解決して欲しいです」と話していた。
この件は、今後も引き続き取材を行います。
【お願い】
今回だけではなく、これまでの「水平線の花火と音楽」のイベントで、スタッフによる暴行、暴言、嫌な行為をされた、見たという方は、情報をお寄せください。
A氏の話ではありませんが、これ以上、宮崎のことが悪く言われるのは好きではありませんが、起きてしまったことは仕方がありません。きちんと反省し、次のイベントに生かすためにも、ぜひ、皆様の声を聞かせてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
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