今日は、先日母の七回忌の供養を行った宮崎市田野町の西導寺に出かけました。
「ダーナ法座」というお話し会があるということと、七回忌の時に父がお寺さんへカンヒザクラの苗木を寄贈したいということで、お邪魔しました。
ダーナとは、仏教語(サンスクリット語)で「布施(ほどこし)」を意味します。
・「法施」(真実の仏法を伝え広めること)
・「財施」 (金品を分かち合うこと)
・「無畏施」(恐れを除き、癒しと勇気を与えること)
・「無財の七施(むざいのしちせ)」
この中で、「無財の七施」は、いつでも・どこでも・だれでも、自分の出来る範囲で実践できるもので、思いやりのある生き方を示すものです。
その「七施」とは・・・
1「顔施(げんせ)」
あたたかいまなざし
2「和顔施(わげんせ)」
にこやかな表情
3「言辞施(ごんじせ)」
やさしい言葉
4「身施(しんせ)」
身体を動かす、精一杯のおこない
5「心施(しんせ)」
慈しみ深いこころ
6「床座施(しょうざせ)」
席をゆずる、立場をゆずる
7「房舎施(ぼうしゃせ)」
気持ちよく、あたたかく迎えるこころがけ
です。
ダーナをおこなうにあたっては、「させていただいて、ありがとう」という気持ちを忘れないことだそうです。
現代に生きる私たちは、果たして幸せなのでしょうか?
飽食の時代と言われて久しく、モノや情報が溢れ、自分を見失いがちですが、何百年も前から伝えられてきたこれらの考え方・生き方は、十分に現代に生きる私たちにも通用します。
東日本大震災後、宗派を乗り越え、宗教人の皆さんが祈りを捧げたこともあります。
これからの時代を生きる私たちは、心の支え、実践につながる普遍的な価値を大切にしていかなければなりません。
「ダーナ法座」のあと、父が持参しましたカンヒザクラの苗木を植樹しました。
今夜放送しましたYon-go Hin-goな夜でも、「ダーナ」についてお話していますので、どうぞ、ご覧ください。
ご視聴、ありがとうございます。
コメント
コメントを投稿