10月26、27日は、宮崎の秋の風物詩「宮崎神宮大祭」が行われました。
私たち県民は、「神武さま」「神武さん」と呼んでいる親しみのあるお祭りです。
この神武さまに合わせて、中心市街地では一番街から駅前通りまでを会場として「大街市祭」が行われました。
しかし、これが大街市祭と呼ぶに相応しいのかどうか分かりませんが、駅前通り方面へ足を運ぶと人通りが少なくなるという変な現象がずーっと起きています。
街は駅を中心にして発展していくのですが、車社会である宮崎は駅が少なく、駅から離れたデパート前交差点がある橘通りが繁華街になっています。
おまけに、中心市街地近くの山形屋デパートと宮崎市が共同で運営している「ワイワイ・パーク」という立体駐車場ができたことにより、人の流れが、ワイワイ・パークから中心市街地へ流れるようになり、大きな商業施設がない駅前には人が流れなくなりました。
駅前には、やはり宮崎市が運営している立体駐車場や複合商業施設「KITEN」があるのですが、集客が見込めるコアな店舗がなく、また、KITENから周遊できる施設が宮崎駅しかなく、魅力的な店舗がない宮崎駅前通りには人が流れて行きません。
26日に行われた「大街市祭」でも、駅前通りではステージイベントが行われたものの、観客やイベントに参加している関係者などが目立ち、一般客はまばら・・・
ステージを横目で見ながら、中心市街地へ歩く人が目立ちました。
おまけに、写真のような状況で、空き店舗率は他の商店街に比べて高いほうです。
ミニボートピア施設の建設もまだ決まっておらず、商店街は閑散としています。
この商店街は、大街市祭に参加する前に、やらなければならない問題があると考えるのですが、関係者がそれに気づいているのかどうか、まったく分かりません。
気づいていても、何からやれば良いのか、そのことも分かっていないのかもしれません。ちょっと末期症状だと、私は思います。
商売人が頭を下げなくなったら、ちょっと要注意ですね。
きちんと現状を把握して欲しいものです。
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