宮崎市選挙管理委員会に出かけました。
「選挙割」について、ちょっと厳しい状況が出てきました。それは、
1 投票(所来所)証明書(投票済証)の目的外使用ということ
2 投票自体が「秘密投票」であるということ
3 投票と引き換えの便宜供与の可能性があるということ
という、この3点です。
ただ、これは本日お邪魔しました宮崎市選挙管理委員会の見解とことです。
1については、そもそも「投票済証」は事業主や組合に対して従業員や組合員が提示するために証明書を出してきた経緯がある。それを投票後のサービスに利用することは「目的外使用」にあたる可能性がある。
2は、選挙そのものが無記名の「秘密投票」という性格上、投票済証を持ってサービスを受けることは、自らが投票したことを明かすことになるので、投票の性格には合わない可能性がある。
3は、「投票済証」と引き換えに、お店や商店街がサービスを提供することは、「便宜供与」にあたる可能性がある。
ということでした。
お話を聞いて、「なるほど」と思う反面、「では、よそで行っている『選挙割』はどうなのだろうか」ということ。
参考までに、ウィキペディアにはこう書いてある。
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【利用目的】
政治団体により影響力を誇示し支持を働きかける目的で利用されてきた。
古くは、保守的な地方において有権者が投票に行ったことを確認するために玄関口に張らせるなどの行為が行われていた。
近年では労働組合が組合員の投票を確認する為に証明書を回収、確認しているとされている。
また商店街などでは投票率アップの為に証明書を持参した客に対して割引などのさまざまなサービスを行っているところもある。
こうした証明書を利用したサービスの展開は好意的に受け止められる一方で、一部の選管においては投票啓発運動と営利活動は分けて行われるべきであり、サービスは控えるべきであるとの意見も存在する。
愛知県選挙管理委員会では労働組合による利用を懸念する意見が出されたことから、市町村選管への指示を消極的なものに改定している。
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「一部の選管においては」の下りからすると、宮崎市選挙管理委員会は「一部の選管」に該当するのだろうか。
各選管によって判断が分かれているようだが、大本の総務省はどう考えているのだろうか?
悪いことをしているわけではなく、「投票率アップ」のための苦肉の策としての「選挙割」だと思っているのは、私だけなのだろうか。
ここでこのプロジェクトを撤退させることはなく、ちょっと勉強して前進させていきます。
【募集】
なお、この「選挙割みやざきプロジェクト実行委員会」(仮)では、実行委員会に参加してくださる方を募集いたします。
リアル参加でもネット参加でも構いません。
参加表明は、このコメント欄でも構いません。別途フェイスブックにグループを作って情報交換をしていきたいと思います。
また、「選挙割、してもいいよ!」というお店、商店街も募集いたします。
割引の内容はすべてお店や商店街にお任せいたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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