毎年恒例の神事、『新春の禊 青島神社 裸まいり』が、宮崎市青島で行われました。 【裸まいりとは】 裸まいりは、毎年旧暦の12月17日(現在は1月の成人の日)に行われる冬の例祭です。 この風習は、その昔に山幸彦が海神宮からご帰還されたおり、村人があわててお出迎えの衣類をまとう暇がなく、普段着を脱ぎ裸のままお出迎えしたという古事記から起こったものです。 毎年400人を超える老若男女が青島神社の前の海岸で禊ぎを行い、身を清めて参拝するこの裸まいりは、全国的にもきわめて珍しいもので、貴重な祭りです。 平成24(2012)年から青島神社の「神事」としての原点回帰が行われ、また、記紀編さん1300年を記念して「前夜祭」も行われるようになりました。 裸まいりに1回参加しますと、「千日益がある」と言われています。 【平成最後の裸まいり】 今年2019年は、3歳から74歳までの男女499人が参加しました。最遠方は群馬県からの参加ですす。 海外のジャーナリストさんが、YouTube Liveでこの裸まいりのことを伝えていました。 気温12℃、水温12℃(午前9時)、北寄りの風が吹いていましたが、その後気温が上がり、体感気温は暖かく、天気に恵まれた裸まいりでした。 21世紀になり私たちの生活はますます便利になっていきますが、そのなかで失われてきたモノも少なくありません。 このような私たち日本人としての伝統的な文化、神事等は後世に伝えていかなければなりません。 今後も地域の伝統的な文化、神事等を積極的に記録し、広く皆さんにお届けしたいと思います。 今年も良いみそぎができました。 どうぞ、動画をご覧ください。 【お詫び】 気温上昇のため、使用していましたSONYのアクションカムの防水ハウジング内に熱がこもり、レンズが曇っています。見えにくい映像となっていることをお詫びいたします。