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ジョルジュ・ルオー展CM問題が 地元民放局のお家騒動に?

 2019年7月21日、令和最初の美術展『ジョルジュ・ルオー展』が終了しました。  宮崎県立美術館のFacebookページでは、何事もなかったかのように、「 パナソニック汐留美術館コレクション『ジョルジュ・ルオー展』は7月21日(日)で閉幕いたしました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。」と書かれ、次回の予告が行われていました。  今後は本年度の決算が行われ、議会を通過する来年6月以降に、宮崎県の会計課で関係する帳簿や議事録等を閲覧するまでは、何も起こらないよね?と思っていたのですが・・・。  本日、7月26日、郵便受けに2通のはがきが。  宮崎中央郵便局の消印が押されているものの、差出人の氏名・住所は書かれていませんでした。  裏面には、びっしりと小さな文字で書かれていました。2通とも筆跡は違っていて、1通は7月23日(女性の文字?)、もう1つは7月24日(男性の文字?)に出されていますが、内容はほぼ同じ(ご夫婦?)。  1通の差出人の欄には、裏面で書くことができなかったのか、 「音声データ公開は、大谷さんにとってまわりをキョーフにおとしいれた。削除した方が良い。」 の文字が。  ジョルジュ・ルオー展に関する内容だなと思われたのですが・・・。  裏面にびっしりと書かれていたことは、ジョルジュ・ルオー展のCMのことではなく、地元民放局の内情が書かれていました。 内部告発? と考えたのですが、読もうと思えば郵便局職員でも読むことができる郵便はがきに、地元民放局の関係者、宮崎市、宮崎県職員、関連団体の職員の実名が書かれていました。  書かれていることが本当のことだとしても、内部告発としてはお粗末としか言いようがありません。  これまで、私の市民メディアみやざきに届く内部告発の情報のほとんどは、電話、メールで、内部告発者の氏名、住所も自ら明かして情報を提供していただいております。  その内部告発が大きな事件につながったこともあります。  内部告発者は守らなければならない立場の方なので、基本的に、内部告発情報をそのまま掲載することはなく、私のほうで取材を行い、内部告発者と面談しながら、さらに取材を行っていきます。  ただ、今回の場

言い出しっぺが後始末をしないふがいなさ~ジョルジュ・ルオーの名前を10回言うCM問題第3弾

 2019年6月15日から7月21日まで、宮崎県立美術館で開催されている『ジョルジュ・ルオー展』。   美術館館長自らが出演して、ジョルジュ・ルオーの名前を10回、早口言葉で連呼するCM。  何かの罰ゲームかのように必死でジョルジュ・ルオーの名前を言うも、最後辺りで名前を間違えてしまうという大失態を演じて、顔がゆがむ館長。  最後に、館長が「心に響く魂の色彩、ジョルジュ・ルオー展」と言って終わる。  すでにこのCMはテレビでは流れなくなってしまいましたが、ご覧になられた方も多いのではないかと思います。   前回、第2弾記事では、作品をお借りしているパナソニック汐留美術館(東京都)は、このジョルジュ・ルオーの名前を10回言うCMは知らなかった ということをお伝えしました。    その後、7月10日にジョルジュ・ルオー展の実行委員会が開催され、今回の件についてどう対応するかが協議されたようです。  恥ずかしながら私は第5腰椎滑り分離症が再発し、2日間ほどをベッドの上で過ごしました。その間に、宮崎県立美術館から電話が何度もかかっていました(申し訳ございません。)  本日7月12日、宮崎県立美術館に電話をしました。  その冒頭の通話内容を書き起こしました。 --------------------------------------------- (前略) お伝えしていたとおり、関係者で実行委員会の関係者で集まって、協議したところでした。 パナソニック汐留美術館さんのほうには、大谷様がご連絡していたとおりのことで、パナソニック汐留美術館としてもCMについては良いと思っていないのでということで、そこについては対処してください。こちらでの申し入れもございまして、予定していたものについては放映を取りやめた、ということと 今回、いろいろ、パナソニック汐留美術館様にご心配とご迷惑をおかけしているといったこととか、お話し申し上げまして、ご対応いただいたのは川上副館長さんですけれども、承知いたしました、というようなことで、一回お伝えしました。 今後、ルオー展に関するいろいろな告知、紙媒体とか映像に関わらず、しっかりとお互いに確認していきましょう。ということでご了解いただいたところでございます。 今回、いろい

パナソニック汐留美術館は 知らなかった。~ジョルジュ・ルオーの名前を10回言うCM問題第2弾

 2019年6月15日から7月21日まで、宮崎県立美術館で開催されている『ジョルジュ・ルオー展』。  美術館館長自らが出演して、ジョルジュ・ルオーの名前を10回、早口言葉で連呼するCM。  何かの罰ゲームかのように必死でジョルジュ・ルオーの名前を言うも、最後辺りで名前を間違えてしまうという大失態を演じて、顔がゆがむ館長。  最後に、館長が「心に響く魂の色彩、ジョルジュ・ルオー展」と言って終わる。  すでにこのCMはテレビでは流れなくなってしまいましたが、ご覧になられた方も多いのではないかと思います。  前回の記事 『ジョルジュ・ルオーを10回言う~心に響かない宮崎県立美術館のCM』 にも書きましたが、 ①ジョルジュ・ルオーを10回言うことによる効果が不明瞭 ②20世紀フランス絵画の巨匠に対して敬意を払っているのか ③このCMに教育的配慮、美術館としてのセンス、芸術性があるのか の3点を指摘しました。  その結果なのかは分かりませんが、前回の記事(7月5日)以降、このCMは流れなくなりました。  これまでの宮崎県立美術館への電話取材で、美術館の職員は、「出来上がったCMについては、何の異議も出なかった。四本館長もOKを出した。当然パナソニック汐留美術館にも観てもらったが、何もなかった」と話していました。  そのことを確認するために、パナソニック汐留美術館に尋ねたところ、驚くべき回答が。  パナソニック汐留美術館の担当の方によると、事前に提出があったCMについては確認しているが、 この『ジョルジュ・ルオーを10回言うCM』については確認していない とのことでした。  また、 名前を間違えること自体あってはならないこと として、宮崎県立美術館へ事実を確認するとのことです。  ジョルジュ・ルオーの作品をお借りしているにもかかわらず、なぜか、『ジョルジュ・ルオーを10回言うCM』については、パナソニック汐留美術館には見せてはいなかったようです。  それが意図的だったのかどうかについては、今後取材を行っていきますが、教育的な配慮を行わなければならない宮崎県立美術館および宮崎県教育委員会生涯学習課の対応には、大いにおかしい

ジョルジュ・ルオーを10回言う~心に響かない宮崎県立美術館のCM

 2019年6月15日から7月21日まで、宮崎県立美術館で 『パナソニック汐留美術館コレクション ジョルジュ・ルオー展 ~心に響く魂の色彩~』 が開催されています。 -----------------------------  ジョルジュ・ルオー(Georges Rouault, 1871年5月27日 - 1958年2月13日)は、フォーヴィスムに分類される19世紀~20世紀期のフランスの画家。  ルオーは、パリの美術学校でアンリ・マティスらと同期だったこともあり、フォーヴィスムの画家に分類されることが多いが、ルオー本人は「画壇」や「流派」とは一線を画し、ひたすら自己の芸術を追求した孤高の画家であった。(ウィキペディアより) ----------------------------- 20世紀フランス絵画の巨匠として紹介されるジョルジュ・ルオーの作品の多くはパナソニック汐留美術館に収蔵され、その代表作である油彩画の『キリスト』など103点が公開されています。 そのような芸術作品に多くの宮崎県民に触れてもらうために、毎日のように『ジョルジュ・ルオー展』のCMが流れています。 後援の一つである地元テレビ局のアナウンサーによるジョルジュ・ルオー作品の解説CMを観ると、ジョルジュ・ルオー展に行きたくなるのですが、中には目を疑うCMも・・・。 ジョルジュ・ルオーを10回言うCM それはなんと、宮崎県立美術館のCMです。 15秒程度の短いCMで、宮崎県立美術館の四本 孝館長が自ら出演するというものです。その流れがは以下の通り。 スタッフ「館長、ジョルジュ・ルオー10回言ってください。」      (何を言っているか分からなかったので、あとで字幕が付く。) 四本館長「ジョルジュ・ルオー、ジョルジュ・ルオー、・・・」       「・・・、ジョルジュ・ジオー」 (少し間があって) 四本館長「心に響く魂の色彩、ジョルジュ・ルオー展」 というもの。 このCM、「四本館長に親しみが持てる」などの感想が県立美術館に寄せられているとのことですが、元公立小学校教員である私にしてみれば、おおいに「?」が付くCMです。 それは、 ①ジョルジュ・ルオーを10回言うことによる効果が不明瞭 ②20世紀フランス絵画の