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グリーンスローモビリティの実証調査スタート、宮崎市

2019年11月29日から12月15日まで、宮崎市は『中心市街地の回遊性向上』を目指して、高千穂通りからあいあい通り、広島通り、あみーろーどを周遊するグリーンスローモビリティ(グリスロ)の実証調査を行っています。 『グリーンスローモビリティ』とは、時速20km未満で公道を走ることが可能な4人乗り以上の電動による公共の移動手段のことで、今回は国土交通省の『グリーンスローモビリティ実証調査支援事業』の採択を受けた調査とのです。 グリスロは時速20km未満で走行するため、渋滞等の交通状況への影響も含めた調査を行うようですが、利用する市民等への影響については、調査をするのでしょうか? 宮崎市のグリスロに関するサイトには、「人にも環境にもやさしい『グリスロ』をぜひ体験してください!」と書かれています。 しかし、本当に人にも環境にもやさしいのでしょうか? このグリスロには雨よけのビニールはあるようですが、基本、窓がないオープンエアタイプです。車道には人にも環境にもやさしいグリスロだけではなく、通常の排気ガスを出す車も走行しています。時速19kmで走行し、しかも、窓がない。 乗客はもろに他の車からの排ガスを浴びることになります。気管支疾患の方や喉の弱い方にしてみれば『やさしくない』対応であり、グリスロ自体が環境に配慮しても、それを利用する乗客には何の配慮もない、という皮肉なことになっています。 通常、車道と歩道は別々で、車道の車の排ガスで歩道を歩いてい歩行者にはさほど影響を与えませんが、車道の中ではどうなのでしょうか。 私は気管支が弱いので、降車後、少し気分が悪くなりました。 私自身、車を運転しますが、窓を閉めエアコンをかけていますので、日ごろは排ガスの影響は感じないのですが・・・。今回のグリスロは、ちょっと大変でした。 本当に『人にも環境にもやさしい』モビリティを導入したいのであれば、既存のバスのハイブリッド化、電気自動車化を目指すべきであり、このような中途半端な電動モビリティを導入しても、何も変わらないし、事業化も難しいのではないでしょうか? この実証調査期間中に、もし健康被害を訴える乗客が出てきた場合、どう対応するのでしょうか。「それじゃ乗らなければいい」と言われそうですが、コンセプトが『人にも環境にもやさしい」のであれば、