アプリの問題ばかりが取り上げられていますが、同等に大変な問題であるスマートフォン本体の不具合について、大手マスコミが取り上げないのはなぜでしょうか?
スポンサーだからでしょうか?
アプリであれば、「個人情報が危ない!」「怪しいアプリがある!」って、キャリア側ではなくキャリア外のアプリ制作者や制作会社のせいにすればいいわけで、それがスマートフォン本体の不具合、トラブルとなるとキャリアの売上に響くわけで、当然、そういうことはニュースには流れない。
キャリアのお客様センターに確認しても、「スマートフォン本体の不具合に関しては把握しておりません」を繰り返すだけ。
しかし、mixi等のSNSのコミュニティでは、スマートフォン本体の不具合に関する情報が山のようにあります。
ユーザーの使い方の問題もあるかも知れませんが、ユーザーがrootを取らない限り、スマートフォン本体の不具合のほとんどはキャリアが責任を持たなければなりません。
昨日5月24日のauお客様センターとの電話で、キャリア側が責任を取りたがらない理由が何となく分かってきました。
「修理」とは文字とおり、悪くなった原因を調べ、それを取り除いてきちんと動作するようにすることですが、auでは、「基盤交換」を修理と表現しています。
それは「交換」であり、修理ではありません。
また、基盤交換の上に「リニューアル修理」がありますが、これも「修理」ではなく、スマートフォンを一度解体し、これまで使っていたガワに、新品の部品に入れ替えて「組み立てる」だけです。修理ではありません。
修理なら、修理する際に、「どこに原因があったか」が分かるはずで、修理報告書にはそのことが明記されるのですが、その「原因」がどこにも書かれておらず、「念のため、検査済みの基盤に交換しました」とだけ書かれています。 「交換」であり、「修理」ではないことは、修理報告書で明らかです。
キャリア側は、「基盤交換さえすればユーザーは安心する」と思っているのです。
「原因」を究明しない限り不具合の連鎖は断ちきれず、何度もauショップに足を運び、2年間という縛りの中で、何度も「基盤交換」を繰り返すだけです。
これでは、まともな通信サービスとは言えません。
総務省は、このことを把握しているのでしょうか?
アプリに警鐘を鳴らすのも結構ですが、その肝心な端末自体に問題があるということを、もっと大手マスコミは伝えるべきです。
スマートフォンは、決して便利でかっこいい通信端末ではありません。
一度不具合を起こせば、「不具合の連鎖」「基盤交換の連鎖」にはまってしまうユーザーが少なくないことを知ってほしいですね。
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