「週刊ポスト2016年4月22日号」(4月11日発売)で、「安倍内閣総務副大臣の『支援企業ヤミ献金』『公設秘書大量脱走』重大問題」を報じています。
上記の画像のように、すでにネット版「News ポストセブン」では、その一部の「ヤミ献金疑惑」について報じています。
・総務副大臣・松下新平氏に事務所費を巡るヤミ献金疑惑浮上
総務副大臣というと、宮崎県選出の松下新平参議院議員です。
松下副大臣には、過去に迂回献金の問題があり、この報道をめぐり地元民放と裁判になったことがありました。
当時の記事です。
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松下議員 控除後に寄付受ける
宮崎選挙区選出で国土交通政務官を務める自民党の松下新平参議院議員が、自らが代表を務める政党支部に平成23年までの2年間にあわせておよそ2800万円を寄付して所得税の控除を受けた後、自身の後援会などがこの政党支部からの寄付を受けていたことがわかりました。
政治資金収支報告書や松下議員の事務所によりますと、松下議員は、平成22年に自らが代表を務める「自民党宮崎県参議院選挙区第一支部」に1800万円を寄付して所得税の控除を受けたあと、その政党支部から自身の後援会などにおよそ1100万円が寄付されました。
また平成23年は同様に政党支部に1035万円を寄付して、所得税の控除を受けた上で、政党支部から後援会などにおよそ1050万円が寄付されました。
こうした寄付は違法ではありませんが、意図的に政党支部を経由して資金を還流させれば、本来は受けられない所得税の控除を受けるための手段になるという指摘もあります。
これについて松下議員は「私の政治活動費は個人献金のみで、不足分は私自身の歳費からの寄付でまかなっている。資金需要に応じて、関係する政治団体の間で資金を移動しており、問題とされる迂回献金とは違う」という内容のコメントを発表しました。(2013年4月16日 NHK宮崎)
松下政務官、党支部への寄付で税還付受ける
自民党の松下新平国土交通政務官(参院宮崎選挙区)が、2011年までの2年間に、自らが代表を務める同党支部に計約2800万円を寄付した後、自身の後援会や資金管理団体に寄付する形で計約2200万円を還流させ、所得税の控除を受けていたことが分かった。
政治資金収支報告書によると、松下氏は10年、11回にわたり計1800万円を自民党宮崎県参院選挙区第1支部に寄付。同支部は4回に分けて計約1105万円を後援会と資金管理団体に寄付した。
11年には計1035万円を13回にわたり同支部に寄付、同支部から後援会などに8回に分けて計約1052万円を寄付していた。
政治家が自らの後援会などに直接寄付した場合、税の還付はないが、政党などへの寄付は還付が受けられる。
松下氏は読売新聞の取材に対し、「政治活動費の不足分を自分の歳費から寄付して賄っている。寄付に対して税の還付を受けることは法的に問題はない」とするコメントを出し、政党支部を利用した迂回(うかい)寄付ではないとの認識を示した。(2013年4月16日 読売新聞)
いずれも元記事は削除されていますが、奇しくもあれからちょうど3年。
政務官から副大臣に肩書を変えての今回の「ヤミ献金疑惑」。
疑惑の「松下新平事務所」は、宮崎市田代町。宮崎駅から2.3Kmのところにあり、徒歩では約25分ほど。ひときわ目立つビルの2階にあります。
ネット版の記事では、この事務所の家賃をめぐる内容が書かれていますが、肝心な「週刊ポスト」本体記事には、これ以外にも
「公設秘書大量脱走」問題
についても触れています。
以前、宮崎で口蹄疫が起きたころ、松下議員の秘書と接する機会がありました。
お話をする機会もありましたが、仕事が大変そうなことを話していました。そのこととも関係があるのかもしれません。
宮崎ではまだ週刊ポストが発売されていません。明日ぐらいでしょうか。
以前、都城の長峯誠参議院議員に関する記事が出たときには、書店から「サンデー毎日」が消えたことがありました。
果たして今回はどうでしょうか。
記事を読んでみたいと思います。
今回の件、今夏の参院選にも影響を与えるのではないかと思います。
政治と金の問題、いつまでこのようなことが続くのでしょうか。
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