【直ちゃんの元祖チキン南蛮(宮崎県延岡市)】
「タルタルソースがない!」
「タルタルソースがない!」
□これまでの流れ
これまでの流れは、以下の記事を参考にしてほしい。
・第1弾記事
・第2弾記事
□AP社からの回答
第2弾記事で書いたエー・ピーカンパニー(以下、AP社)への4つの質問の回答が届いた。質問内容は、以下の通りである。
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①消費者庁へは何のために出かけたのか?
以前、4月下旬に起きた問題を受けて、消費者庁に出かけたということですが、その消費者庁で指導を受けたことは、その後何も活かされず、今回のように社員へも徹底されていなかったということでしょうか?
②宮崎県産の食材は全体の何%なのか?
一番人気の「チキン南蛮」の食材がタイ産であるということで、「宮崎のチキン南蛮」ではなく、
実際は、「宮崎風タイ産チキン南蛮」であったわけですね。
ということは、チキン南蛮に関しては、宮崎県産の食材ではないわけで、宮崎県の経済の活性化には寄与していないことになります。
しかし、宮崎県民は、県出身者の何割かは、今でも塚田農場様が宮崎県の経済に寄与していると思っている人もいます。
それも違うということなのでしょうか?
では、エー・ピーカンパニーで、全店舗仕入れの中、宮崎県の食材は何%を占めているのでしょうか?
宮崎県産食材とそれ以外の食材の割合を数字でお示しください。
③鶏肉は審査が甘いのか?
飲食業界において、ぶブランド食材を取り扱う厳しさはご存知かと思います。
牛肉に関しては、有名レストランが産地を偽ったことがニュースになりますが、鶏肉に関しては
そのようなニュースはあまり流れません。
鶏肉業界は審査が甘いので、タイ産であっても「宮崎のチキン南蛮」として扱うことができるのでしょうか?
塚田農場様は審査の甘い鶏肉にターゲットを絞って事業を行っているということでしょうか?
④JR東京駅の店舗
最近、JR東京駅の京葉ストリートに、塚田農場様の店舗がオープンしたということですが、そこでも「チキン南蛮」が販売されています。
このチキン南蛮の食材も「タイ産」ということでしょうか?
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AP社からの回答は、以下の通りである。
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市民メディアみやざき
大谷 様
いつもお世話になります。
頂戴しておりましたご質問に関しまして、回答させて頂きます。
①のご質問について
消費者庁に赴いたのは,消費者庁から連絡があって赴いたのではなく,当社の方から連絡を取って相談に伺ったものです。
相談内容の詳細については,回答しかねます。
消費者庁への相談と関係なく,社員への指導は行っております。
②のご質問について
宮崎県産の食材の割合については,回答しかねます。
なお,当社は,宮崎地鶏をメインの食材としてお客様に提供しておりますが,業態は居酒屋でありますので,お客様の多様なニーズにこたえられるよう,一般的な居酒屋で提供されている料理も数多く提供しております。
したがって,当然のことながら,宮崎県産以外の食材も相当数使用しております。
③のご質問について
「鶏肉は審査が甘いのか?」というご質問をいただいておりますが,当社は,このご質問に答える立場にありません。
④のご質問について
東京駅構内の店舗でチキン南蛮に使用している鶏肉については,特定の産地のものを使用しているわけではありません。
なお,現在はブラジル産のものを使用しております。
以上、回答させて頂きます。
========================== AP☆COMPANY
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株式会社エー・ピーカンパニー
サポートセンター リスク管理部 部長 上田 憲行
〒105-0012 港区芝大門2-10-12 KDX芝大門ビル9F
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□店舗名から「宮崎県日南市」を外せばよい
飲食業態が居酒屋であり,客の多様なニーズにこたえられるような「一般的な居酒屋」であれば、その店舗名から「宮崎県日南市」を外せば良いのである。
メニューのチキン南蛮に書かれてある「宮崎県の郷土料理」を外し、単なるチキン南蛮にすれば良いだけのことではないのだろうか?
AP社の企業戦略として、「宮崎県日南市」にこだわっているのであれば、回答に書かれているように「したがって,当然のことながら,宮崎県産以外の食材も相当数使用しております」というようなことは言えないはずである。
きちんとした回答ができないということは、宮崎県産以外の食材のほうが多いのではないのだろうか?
最近オープンした東京駅京葉ストリートの店舗でさえ、宮崎県産ではなく、「ブラジル産」の鶏肉を使っているのである。
その看板に偽りあり!
と言われても仕方がないだろう。
□私たちはこれからも「ほんもの」を食べることができるのだろうか?
【夜の直ちゃん(宮崎県延岡市)】
どこに行けば、ほんものの「宮崎の郷土料理・チキン南蛮」を食べることができるのだろうか。
それは、地元しかないだろう。
以前にも話したが、チキン南蛮の発祥の地は宮崎県延岡市とされている。
「直ちゃん」をチキン南蛮の元祖とする説と、タルタルソースのチキン南蛮を考案した「おぐら」を元祖とする説がある。
ウィキペディアによると、かつて宮崎県延岡市内にあった洋食店「ロンドン」で昭和30年代に出されていた賄い料理の一つに、衣を付けて揚げた鶏肉を甘酢にさっと浸した料理があった。この店で働いていた後藤直が、これを大衆食堂お食事の店「直ちゃん」にて売り出した。タルタルソースは使用しない。
現在の主流となっている、タルタルソースを掛けたチキン南蛮を考案したのは、同じくロンドンで働いていた甲斐義光とされる。宮崎市の「おぐら」2号店としてオープンした「洋食屋ロンドン」にて1965年(昭和40年)に販売された。
いずれにせよ、宮崎県延岡市が発祥とされている。
私個人としては、どちらかと言えば、直ちゃんのタルタルソースを付けないチキン南蛮が好きである。もちろん、タルタルソースで味わうチキン南蛮も食べるが。
何度か、直ちゃんへ食べに出かけたが、一度だけ食べられなかったことがあった。
数年前の夏であった。
直ちゃんのお昼の営業は午後2時で終わる。それまでにお店に着けば、なんとかチキン南蛮にありつけると思っていたが、いざ、お店に着くと行列が出来ていた。
並んでいる人に聞くと、お昼の営業はチキン南蛮の食材が切れてすでに終わったので、夕方からの営業のために並んでいる、とのことであった。
夕方からの営業は、午後5時からである。
やはり、ほんものは違う。
食材が切れれば当然、オーダーはストップ。
そのことは客も重々承知で、3時間待ちでも並んで食べるほどの名店なのである。
このようなことは、塚田農場にはできないだろう。
私たちが口にしているチキン南蛮は、単なるチキン南蛮であり、宮崎県産食材にこだわった「宮崎の郷土料理」ではない。
ほんものを食べたいのであれば、宮崎県日南市ではなく、宮崎県延岡市へ足を運ぶしかないだろう。
くどいようだが、宮崎の郷土料理としてのチキン南蛮は、宮崎県日南市ではなく、宮崎県延岡市が発祥の地である。
もう少し、チキン南蛮へリスペクトしてほしいものである。
メールアドレス:cmm@cam.bbiq.jp
また、 日頃から市民メディアみやざきCMMの活動にご理解をいただきありがとうございます。
誠に心苦しいお願いではございますが、今後も継続的な情報発信ができますように、皆さまからのカンパをよろしくお願いいたします。
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・1口1000円
・宮崎太陽銀行(銀行コード0591)
大塚支店(支店コード017)
普通口座 1124478
名義人 オオタニ ノリフミ
申し訳ございません。振込手数料はご負担ください。
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どうぞ、よろしくお願いいたします。
市民メディアみやざきCMM 大谷憲史
【お願い】
今回の件に限らず、「食の安心安全」において問題がありそうな店舗、食材に関する情報をお持ちの方、ぜひ、情報提供をお願いいたします。メールアドレス:cmm@cam.bbiq.jp
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市民メディアみやざきCMM 大谷憲史
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