現在、ゲーム『FORTNITE』を展開しているEPIC GAMESが、手数料問題でApple、Google相手に、手数料問題で争う姿勢を打ち出し、裁判へ・・・という事態になっているようです。 元はといえば、EPIC GAMESがAppleの利用規約を違反して独自で課金システムを導入したことですが、この手数料問題は音楽配信サービスへも拡がり、EPIC GAMESに賛同する企業も現れているようです。 さて、そのような手数料問題に便乗したわけではありませんが、以前から不思議に思っていることがあります。 それは、YouTubeのスーパーチャット及びスーパーステッカーからの収益です。 YouTubeからの主な収益(広告、トランザクション)は、『45%が手数料等でYouTubeから引かれる』ことを合意して、ユーザーは『YouTubeパートナープログラム(以下、YPP)』に参加しています。これには問題はありません。 ただ、スーパーチャットやスーパーステッカーは、このYPPの契約による手数料45%ではなく、『課金型製品に関する覚書』によると、70%がユーザー側の取り分で、30%がYouTubeが取ると書かれています。それ以外にこの覚書には、租税関係のことも書かれていますが、その租税の詳しい内訳は書かれていません。 この覚書だけを見ると、スーパーチャットやスーパーステッカーは、『30%が手数料等でYouTubeから引かれる』ことになります。 しかし、実際には、51%も手数料等として引かれています。 以前、ユーザーさんから、610円のスーパーチャットをいただきましたが、YouTubeアナリティクスに書かれている実際の受け取り額は、299円です。半分の305円にも満たない額です。 私は、毎月22日に収益の支払いがありますが、Google Adsense の支払い明細には、具体的な数字が掲載されていません。 通常、給与明細は、実に細かな数字が掲載されているのですが・・・。 スーパーチャット、スーパーステッカーの維持・運営に相当のお金がかかるのであれば、そのことをきちんと明示すれば良いのですが、そのようなことは書かれていません。 以前、YouTubeヘルプには、スーパーチャットやスーパーステッカーの手数料率が書かれたページがありましたが、今は存在しません。不都合な真実でもあったのでしょう