2020年4月5日、宮崎市で新型コロナウイルスで新たな感染者が確認された記者会見において、NHKの記者の「感染拡大警戒地域に準じた対応」に関する質問に対して、戸敷 正宮崎市長は、「要請はある程度の強制が伴う」と発言。 果たして、『要請』には行政からの強制力が伴うものなのだろうか? 【追記】 この件について、私は「おかしいのでは?」ということで動画にまとめ、戸敷市長のFacebookにこの動画とともに質問したところ、以下の画像のような回答が。 -------------------------------------------------------------------- 戸敷宮崎市長「おはようございます。昨夜の発表では要請まではしないと言ってます。あくまで自己管理意識と考えています。 感染しないことが第一です。」 私「発言の仕方が中途半端ではないかと思いますよ。要請まではしていないと言いつつも発言していますしね。要請まではしていないのであれば、発言しないほうが良いかと思います。市民が混乱します。NHK記者も混乱していましたしね。」 -------------------------------------------------------------------- ちょっととんちんかんな回答ではないかと思います。 「要請はある程度の強制が伴う」の根拠が示されていません。 日本政府は、4月6日も緊急事態宣言の準備に入るようですが、『それでも要請や指示には強制力がない措置が多い』とされています。 政府でさえもそのような認識であるにも関わらず、地方自治体の首長がこのようなリスクマネジメントしかないこと自体が問題であり、戸敷市長は「昨夜の発表では要請まではしない」と言いつつも、昨夜の記者会見で発言してしまうことのお粗末さはどうなのでしょうか? 自己管理意識は当然のことですが、それでも感染してしまう可能性は高いのです。 このような困難な状況において、行政のトップである首長はどうあるべきなのかを考えて欲しいです。