2020年3月16日(月)から、宮崎市の中心市街地タリーズコーヒー前で、宮崎市内の4つの飲食店が、『地産地消』を推進するために、『Buy Local Miyazaki』というプロジェクトで、弁当を始めた。
いわゆる新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)で冷え込んでいる経済を地産地消で盛り返そうとするプロジェクトのようですが、そこに立ちはだかるのは、
感染拡大防止
である。
16日の初日のローカルニュースを見た限りでは、スタッフはマスクをしているものの、お客の中にはマスクをしていない方も見受けられる。
人と人の距離も1.8m以上あるようには思えない。
17日夜、このプロジェクトの主催者にFacebookで尋ねたところ
スタッフのマスクの徹底、手先消毒の徹底を行なっていきます。
程度の回答しかなかった。
もちろん、主催者なので、スタッフの健康を守るのは当然のことであるが、感染拡大防止するという観点からすると、それはお客にも求められることである。
最悪、クラスターが発生する恐れも考えられるわけで、主催者としてはどこまで想定し、前もって準備しているのか分からない。
とりあえず、この件に対して問題意識をもってもらうべく、宮崎県の担当部署と宮崎市保健所の担当部署には電話しておいた。
そこで、18日、弁当販売が行われている中心市街地のタリーズコーヒー前に向かった。
弁当購入者は、通行人の邪魔にならないように歩道の端に並ばされていた。
その列を眺めると、確かに人と人の間は、1.8mとは言わないまでも空いているような気がする。
が、
マスクをつけていない人がいる。
高齢者である。
高齢者以外の弁当購入者はマスクを着けているのだが、肝心な高齢者はマスクもつけずに、これまたマスクをつけていない高齢者と談笑中。
問題はここ。
なぜ、マスクをつけないのだろうか?
なぜ、マスクをつけていないことに主催者側は敏感に対応しないのだろうか?
マスクをつけていない高齢者に近づき、
「このような状況ですので、マスクをお持ちでしたらおつけください。もし、マスクをお持ちでなければ、こちら(主催者側)でマスクを差し上げます」
と言えばよいだけのことである。
このような配慮で、順番待ちの他のお客様は安心するのだが・・・。
(歩道の右端に整然と並んでいるが、警察署の許可、指導は受けているのだろうか)
その後も現場で様子を見ていたのだが、こともあろうに別の問題が。こちらも高齢者。
駐停車禁止範囲である横断歩道の近くに車を停め、中から高齢者の男女が出てきて、弁当を購入する列に並んだ・・・。
感染拡大防止とは全く関係ないのだが、このような問題も発生する。
足が弱っているので、近くまで車で来て、降りて、という光景は良く見る。
またしても高齢者である。
ま、すべて高齢者が悪いわけではないが、高齢者だからと許されることでもない。
一部の人間の行為が全体に及ぼす影響が理解できないのであれば、主催者側がきちんと分かるように教えたほうが良いだろう。そこまでして弁当を買いに来ているわけなので。
そのような配慮ができなければ、やらないほうがよい。
飲食店の売り上げが減っているのは、他の店舗も同じである。
何もわざわざ人が集まる橘通りのタリーズコーヒーの前で弁当販売を行わなくても、自分の店舗の前で行えば良いだけのことである。
待ち時間も少なく、スムーズに弁当が買えるし、感染拡大の心配もない。ばかな高齢者の行動を心配することもない。
そうではなく、あえて、不特定多数が集まる場でやるのなら、そこまで配慮すべきだろう。不特定多数の人間が、そこで行われていることを見ているのである。
帰宅後、宮崎市保健所から電話があった。
私と同じ時間帯に現場にいらっしゃったようだ。
保健所の見解では、現状、クラスターが起きるようなことはないとのこと。
ま、主催者側にしてみれば一安心だろうが、このようにして状況を見てもらうことで、浮かび上がる問題点も出てくるし、情報を共有することもできる。
本当に地元も宮崎を盛り上げたいのであれば、もっと多くの人を巻き込むべきである。
売り上げ減で困っている店は、まだまだ多い。
このBuy Local Miyazakiは、4月下旬まで続けるそうである。
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