今日のニュースで、ソフトバンクの孫正義社長も「アイスバケツチャレンジ」を行なったと伝えていましたが、あれって本当にチャリティとして有効なのでしょうか?
どうして「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の認知度を上げるために、こんな馬鹿げたチャレンジ・チャリティをやるのでしょうか。
このチャレンジのルールは、「24時間以内に氷水を被る」か、「100ドル(1万円)をALS支援団体に寄付すること(あるいはその両方)」とのこと。
で、次のルールが大いに「?」がつくのですが、「次の挑戦者を3名指名すること(強制性はない)」なのです。
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まず、「真夏に氷水をかぶって、逆に身体に良くないのでは?」ということを考えましたね。
エアコンがなく、扇風機やウチワを使って、部屋の中でもある程度の暑さを感じながら生活していた頃は、身体的にも鍛えられていたわけで、そんな身体に氷水をかぶったり、水をかぶったりしても、さほど大きな影響は出ないかと思います。
しかし、今のように、エアコンガンガンの生活に慣れ、逆に夏場のほうが冷え性が多いなかで、しかも、昔に比べて暑さへの耐性が減ってきた中で、いきなり氷水をかぶっても大丈夫なのか? という疑問がわきました。
ま、いわゆる「自己責任」でしょうが、難病の認知度を高めるチャレンジ・チャリティで、取り返しがつかないことになったらどうするんでしょうね。
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で、次に考えたのが、2つ目のルール。
どこの誰がこのようなルールを考えたのか分かりませんが、ピーンときたのが「不幸の手紙」。
私たちが中学生の頃に結構流行っていて、「◯日間に3人に同じ文面の手紙を送らないと不幸になる」というもの。
今回のアイスバケツチャレンジでは、このルールは強制ではないとしていますが、指名を受けた人が断ったら、えらい大変な目に遭いそうですね。
「お前は何でアイスバケツチャレンジをやらないんだ!」ってSNSなどで袋叩きに遭いそうな感じですが。
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アメリカ発想のなんとも馬鹿げたチャレンジ・チャリティなのですが、それを「ブーム」とばかりに勘違いしている芸能人や有名人たちがこぞって氷水のバケツをかぶっていますが、
あなた方は、本当にALSのことを理解しているのですか?
有名ではない一般人にも広がろうとしていますが、他にももっと有益なチャレンジ・チャリティはできるはずです。
今後、これに便乗して悲しいことが起きないことを祈るだけです。
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