2014年8月20日、霧島連山・硫黄山周辺で約7分間、火山性微動を初めて観測しました。
2014年10月8日、気象庁は硫黄山周辺の個別情報を出すことを決定しました。
そして10月17日、えびの高原自主防災連携組織は、今後の情報共有の連携等について確認しました。
霧島連山にあって硫黄山はあまり注目されていなかったのですが、新たに硫黄山周辺の個別情報を出すということで、にわか硫黄山に注目が集まってきています。
その硫黄山に出かけました。
どうぞ、ご覧ください。
【関連情報】
火山名 全国の活火山 火山の状況に関する解説情報 第14号
平成26年10月23日20時40分 気象庁地震火山部
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)〔噴火予報(平常)〕
2013年12月以降、韓国岳付近、韓国岳北東側、硫黄山付近で火山性地震が時々発生しています。2014年8月20日に硫黄山付近を震源とする継続時間約7分間の火山性微動が発生しました。微動の発生に伴い傾斜計に硫黄山の北西が隆起するような変動が観測されました。
えびの高原(硫黄山)周辺では、火山活動が高まっていますので、今後の推移に注意する必要があります。また、噴気や火山ガスなどが突然噴出し、今後状況によっては噴火が発生する可能性があります。
【続報1】
霧島山(えびの高原(硫黄山いおうや ま)周辺)の火山活動解説資料
平成 26 年 10 月 24 日 11 時 00 分発表
<噴火予報(平常)から火口周辺警報(火口周辺危険)に引上げ>
2013 年 12 月以降、韓国岳付近、韓国岳北東側、硫黄山付近で火山性地震が時々発生しています。
2014 年8月 20 日に硫黄山付近を震源とする継続時間約7分の火山性微動が発生しました。微動の発生に伴い傾斜計で硫黄山の北西が隆起するような変動が観測されました。
このように、えびの高原(硫黄山)周辺では、引き続き火山活動が高まっており、噴気や火山ガスなどが噴出し、今後の状況によっては小規模な噴火が発生する可能性があります。
【防災上の警戒事項等】
平成 26 年 10 月 24 日に火口周辺警報を発表し、噴火予報(平常)から火口周辺警報(火口周辺危険)に引上げました。
えびの高原の硫黄山から概ね1km の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意してください。
【続報2】
硫黄山の火口から半径1Kmが立入禁止となり、10月24日午後5時、1Km圏内の県道が封鎖されました。
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