「安倍総理辞任と引き換えによって、イスラム国に囚われた2人の日本人の命を救う、というこの「柳澤提案」が、至急、政府内で、真剣に検討されることを望みたい。安倍総理の首を差し出し(辞任)、その代わり、2人の首を切らないように頼む(助命)。身を捨てて、人の命を救う。尊い行為ではないか。」という考え方があるようだが、馬鹿か。これを真剣に検討する必要はないだろう。
20年以上前になるが、私が上海日本人学校に赴任する前、外務省による渡航に関する研修を受けたことがある。当時、領事館付属の施設としての日本人学校だったが、それは勤務時間内だけのこと。もちろん、休日は自分の身は自分で守らなけれればならない。
「ドイツの商社マンの方が、朝、ジョギングしていたらぶっとい中華包丁を持った4,5人の中国人に囲まれて指を切断されて、ダイヤの指輪を盗られたらしいですよ、気をつけましょうね」という話が、日本人の奥さん方の世間話になるほど、当時の中国の治安は悪かった。
「危険なところには行かない」「特に、夜の歓楽街を歩かない」「旅行に出かけるときは2家族以上で」「1家族の場合はごっついガイドをつけるように」などと、当時の日本人会では言われていた。
ジャーナリストじゃなくても、一度、海外で生活するということを試してみてください。ホント、一時期言われていた「自己責任」ということがよーく分かりますよ。
自分の責任で出かけた以上、2人の日本人ジャーナリストを助ける必要はない、というのが私の考えです。
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