2016年12月20日に日南市油津の中心市街地にオープンした立体駐車場「Itten(いってん)パーキング」を利用してみた。
この「Ittenパーキング」は、総事業費・約5億円(うち2億9千万円が国の補助)で、敷地面積は1362平方メートル(建物延床面積4,687平方メートル)である。
地上5階建ての立体駐車場には、152台(一般60台/月極92台)の車が駐められる。また、1階はテナント部分で、IT企業や飲食店など8店舗が1月1日より順次入っている。
今も、テナントの入居準備が行われている。
この駐車場は24時間利用が可能。料金は1時間100円で、商店街を利用した場合は2時間まで無料となっている。
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私が利用したのは平日だったためか、立体駐車場はガラガラだった。
隣りにあるショッピングセンターは多くの車が駐まっていて、わざわざ立体駐車場に駐めなくても用は済ませられそうなのだが。
商店街の活性化のためだろうが、平日の商店街は相変わらずである。
さて、この立体駐車場、152台のうち一般が利用できるのは60台分しかない。また、駐車場収益の柱になるだろう肝心な92台分の月極も、まだ契約がないところが目立っていた。
私が駐めた屋上にも、月極用の駐車プレートがあったが、名前が書かれてはいなかった。
オープンしてから3か月。
アーケードを挟んだ反対側の複合機能ビル「ふれあいタウン Itten(いってん)ほりかわ」が4月8日にグランドオープンを記念したイベントを予定している。
この「ふれあいタウン Itten(いってん)ほりかわ」には、日南市初の分譲マンションもある。
この立体駐車場が本領を発揮するのは、これからといったところだろう。
ただ、屋上からの眺めは良さそうだ。
で、エレベーターで降りて、近くの複合施設「ふれあいタウンIttenほりかわ」をみてきた。
日南初の分譲マンションが目玉のようだ。
4月8日には、グランドオープンのイベントが行われる。
何が何でもシャッターを開けさせることが商店街の活性化、街の賑わい創出になるのだろうか。
『地方創生』で国あげて補助金を使って事業を行ない、「◯年間で◯社の誘致!」とか具体的な数値を上げてがむしゃらに取り組んでいるコーディネーターさんがいるが、そんな数値のどこに意義があるのだろうか?
きちんと市民の声を聞いているのだろうか?
補助金ありき、事業ありきで、市民が置き去りにされているようであれば、それは大きな問題である。
人口およそ54,000人の日南市に、『油津応援団』と『日南まちづくり株式会社』の2社がまちづくりに関わっているが、2社も必要なのか?
油津応援団は油津だけではなく北郷町にも進出し、北郷町ではちょっとした話題?問題?になっている。
油津応援団が油津から追い出されたのだろうか。
現在、取材を行っているが、日南市のまちづくりは思っているようにうまく動いていないのかも知れない。
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