2020年1月31日(金)に宮崎市で行われた福岡ソフトバンクホークスの歓迎セレモニーでの、宮崎市広報の腕章をはめた市職員らしきカメラマンの行動について、動画でご紹介しました。
週明けの2月3日(月)に、宮崎市秘書課広報係に事実関係を確認するために電話をかけました。担当者が不在でしたので、要点だけをお伝えして折り返しの連絡を待ちました。
お昼前、秘書課の秘書広報室長さんからお電話がありました。その中で分かったことは、
・あのカメラマンは、秘書課広報係の職員ではない。
・秘書課で業務委託している個人カメラマンである。
・個人カメラマンからは、すでに金曜日(1月31日)に秘書課広報係に謝罪の電話があった。
・秘書課から個人カメラマンに注意を促した。
ということで、宮崎市的にはこの問題は解決しているような言いぶりでした。
うん?
ここで、不思議に感じたのは、私が最初の電話で伝言した内容については、一切言及していないことでした。何かと言うと、
①このカメラマンは公務員なのか。
②私たちが「降りてください」と注意した後、個人カメラマンがこちらを振り返り、何か発言(暴言?)したにもかかわらず、その場に居座ったこと。何を発言したのかを確認して欲しい。
③赤い法被を着たスタッフが注意したにも関わらず、一旦は脚立を降りたものの、再び登った行動について説明して欲しい。
①については、公務員ではないことが判明しましたが、肝心な個人カメラマンの発言と行動については、事情聴取は行っていないとのことでした。
と言うことは、金曜日に謝罪があったとされる個人カメラマンは、秘書課に対して何を謝ったのか、ということです。
「そんなことどうでもいい」という声が聞こえてきそうですが、最近、『業務委託』という名の『偽公務員』が多すぎます。指定管理者制度であれば、宮崎市から委託を受けて施設を運営している会社やNPO法人のことは分かりますが、宮崎市ではなく、部や課が単独で委託している場合、表に見えて来ないことが非常に多いです。
『宮崎市』と書かれた腕章をはめて仕事をするわけですから、その業務中は公務員と何ら変わらないと思います。宮崎市の非常勤職員でもありません。単に業務を委託されただけなので、公務員としての認識、資質、法認知なども何もないと思われます。
そのような業務委託の『偽公務員』が、大手を振って現場では周囲に迷惑をかけているのです。
昨年10月、宮崎市の委託を受けて運営しているある施設で、私はその施設の女性職員から、「YouTubeなんかやめてしまえ!」という暴言を浴びせられました。その後の宮崎市の調査では、そのようなことはなかったと説明していましたが、その女性職員は、社会福祉協議会からの派遣職員であることが分かりました。偽公務員でした。
宮崎市全体では、どのくらいの数の業務委託を行い、偽公務員がどのくらいいるのか、ちょっと調べたくなりました。
さて、電話口で、その担当者に再度、事情聴取をすることと、その結果を連絡することを確約させました。「そこまでやる必要はない」と言われそうですが、すでに報道されているように、最近、宮崎市では大きな事件が起きています。現在、百条委員会が行われています。戸敷市長自ら、「組織の在り方に問題があったと反省している」と話しているように、大なり小なりに、他にもいろいろと問題があるのではないかと思います。
私も、宮崎市の別の課に関する問題を把握し、現在、取材を進めているところです。
公務員は『公僕』です。「市民様を大切にしろ」というのではなく、常に市民のことを考えながら働いている公務員がほとんどではないかと思います。
しかし、このような業務委託における『偽公務員』が、公務員かのように大手を振って活動するということは控えなければなりません。小さな問題かも知れませんが、この件は今後も追及していきたいと思います。
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