2013年6月8日。
夕方放送されたJNN系列の「報道特集」を観て、ふと思ったことをお話します。
日本政府やJICAを中心にして、ブラジルで成功した「セラード開発」を、今度はアフリカで行おうと計画している。
しかし、ブラジルでは新興入植者に融資が行われ、地元の小規模農家の農場を買いあさっていた。そのため、小規模農家は廃業するか、大規模農場で働くしかなかった。
ブラジルの不毛の土地を南半球最大の農業地帯に生まれ変えさせた技術はすごいものがあるが、その一方で、地元農家を食い物にし、地域経済にも貢献していない実情がある。
それと同じようなことを、日本政府やJICAがアフリカでも行おうとしている。
すでにアフリカでは、地元農民の知らない間に、他国による農地の買収が行われている。
そこで生産される農作物は、地元で売られることなく輸出される。
アフリカは一部の国の食料生産基地として、これからも搾取され続けるのだろうか。
本日の夕方、JNN系列の「報道特集」で取り上げられていたが、日本政府は、国内でも同じことをすでに行なっている。
そう、「自然エネルギー政策」である。
太陽光発電をめぐり、農地転用や大規模太陽光発電所の建設が行われているが、そこで生み出された「電気」や「収益」はどこへ行くのか・・・
というお話をします。
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