本日、4月24日午前11時より、宮崎地方裁判所延岡支部第1法廷にて、「第4回口頭弁論」が行われました。
今回は珍しく地元の報道機関が1社来ていましたが、傍聴人は前回とほぼ同じの11人でした。
いつもと同じ席に座ったのですが、ところどころ裁判長の声が聞き取りにくかったこともありましたが、今回の傍聴記録を下記にまとめました。
どうぞ、ご覧ください。
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平成26年(ワ)第86号、第89号損害賠償請求等事件
原告 日向製錬所、サンアイ
被告 黒木睦子
裁判長 塚原 聡
裁判官 長嶺志織
裁判官 百瀬 梓
書記官 廣中 久
傍聴人 11人
報道 1社
○準備書面及び証拠資料の確認
・被告からだ出された4月16日付け準備書面について
日向製錬所に対して、サンアイに対しての内容
・同日付け、宮崎県環境科学協会から受け取った計量証明書の内容説明書について
・証拠資料乙8号証、9号証の写真について
裁判所から被告に対して、それぞれの写真の「撮影年月日」「撮影場所」を1枚毎に書面で次回までに提出するようにとのことが言い渡された。
・証拠資料乙7号証までの原本を確認
○原告から出された「文書送付嘱託の申し出」について
・被告は必要性がないので、同意はしない。
・原告は、被告が同意しないのであれば、今後この取り扱いをどうするかを検討したい。裁判所に対しては、今回の件を裁判記録に残してほしい。
・被告は、4月23日付けの文書で同意しない旨の内容を記載している(注:大谷は現時点では未確認)。
・裁判所から原告に対して、文書送付嘱託について取り下げも含めて検討してほしい。
・原告から裁判所に対して、今回の件は裁判記録にきちんと残してほしい。
○被告の準備書面への反論について
・裁判所から原告に対して、今回、被告から出された準備書面及び検査結果について、反論があれば出してほしい。
○尋問について
・裁判所として、今後、尋問を考えている。原告、被告はどう考えているか。
→原告:今のところは考えてはいない。
→被告:分からない。
・裁判所としては、被告に対して「本人尋問」を考えている。証言してもらえる証人がいなければ、本人尋問となる。
・原告(サンアイ側)は、サンアイの業務妨害に関する証人を含めて検討したい。
・原告(日向製錬所側)は、日向製錬所の損害賠償請求に関する証人を含めて検討したい。
・被告→原告本人の口から説明してほしい。尋問を希望する。
・被告が裁判所に対して、どのようにすればよいのか。
・裁判所が被告に対して、「証人尋問の申し出書」を出してほしい。
・裁判所が原告・被告双方に対して、次回までに「本人尋問」「証人尋問」の申し出書を提出するようにと言い渡し
た。
○次回及び次々回期日について
・次回 平成27年6月12日(金)午前11時~
・次々回 平成27年7月15日(水)午後2時~午後4時30分
※(裁判所より)本人尋問、証人尋問を行う関係で、最大2時間半を予定している。
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ということで、被告は原告から出されました「文書送付嘱託の申し出」について同意しないという判断を行いました。
被告が同意しなかったことで裁判に大きな影響が出るとは考えにくく、今後は、診断書に書かれています「マイコプラズマ肺炎」について、一般的な病理学的見地から証明が、原告側から行われることと思います。
また、今後予定されています「証人尋問」の原告側証人として、診断書を書いた医師本人が証言することも考えられます。
裁判所は、被告本人の尋問も予定しているようですが、被告側からは原告本人(日向製錬所関係者及びサンアイ関係者)の証人を予定しているようですが、被告はきちんと対応することができるのでしょうか。
被告は、岩瀬浩太氏及び三浦万尚氏を証人として呼べばよいかと思います。
さて、裁判は次々回の証人尋問、本人尋問の日程まで決まったということで、結審は秋口に以降にずれ込むのではないかと思われます。
今後もこの件の取材を続けていきます。
ご覧いただき、まことにありがとうございます。
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