auだけではなく、ドコモ、ソフトバンクのシャープ製スマートフォンに搭載されている「LifeLogService」ですが、これまでのお電話等でだいたい分かってきたのですが、KDDI及びシャープからHP上の公式な回答がないため、ここに書いていることは憶測の域を出ないことをご了承ください。
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本日、auお客様センターではなく、KDDIお客さまセンターからメールが届きました。
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KDDIといたしましては「Life Log Service」は、SHARP端末内で操作頻度等によって表示を変えるために使用しているだけであり、端末外に情報を送出することは一切なく、プライバシーの観点からも問題ございません。
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えらい簡単な説明なのですが、以上のとおりです。
また、こちらはauの「AQUOS PHONE IS12SH」に関するKDDIの回答です。
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「LifeLogService(jp.co.sharp.android.lifelog)」は、お察しのとおり、「AQUOS PHONE IS12SH」にも搭載されております。
なお、「LifeLogService(jp.co.sharp.android.lifelog)」では、シャープ製のアプリで利用する以下のような情報を保存しております。
■LifeLogServiceで保存される情報について
1電話帳アプリでコミュニケーション情報を一括して表示するための電話帳登録者ごとの通話時間やメッセージのタイトル、登録SNSのコミュニケーション履歴
2電話帳・カメラ・ピクチャーアプリのTapFlow UIによるメニュー表示やラウンドホームなどユーザーの使用頻度により、レイアウトを変更し使いやすさを向上するためのメニューやホームの項目の操作頻度
上記の情報については、シャープ製のアプリ以外からは参照いただけない構造となっており、取得した情報をサーバなどに送信することや、修理などで端末をお預かりした際に情報を吸い上げることは、一切行っておりません。
また、上記のアプリは、ご利用情報を取得し保存する機能ではございますが、端末外への取り出しや参照を含む、シャープ製アプリ以外での利用を行っていないことから、恐れ入りますが、事前のお客様へのご了承は不要であるものと判断しております。
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こちらは割りと詳しく説明されており、シャープ製の「TapFlow UI」やシャープと株式会社キャメロットが開発した「ラウンドホーム」について言及しています。
「ラウンドホーム」とは3D球体ホームメニューのことで、主にドコモとソフトバンクのシャープ製スマートフォンに搭載されています。
auでは、上記のIS12SH、IS11SHに搭載されていることを確認していますが、最新のIS13SHには「au HOME」とSHオリジナル「ホーム」が搭載されているようです。
また、私が使っている「INFOBAR A01」「IS05」「IS03」には、このラウンドホームは搭載されていません。
ですので、電話帳・カメラ・ピクチャーアプリの「TapFlow UI」によるメニュー表示等、ユーザーの使用頻度により、レイアウトを変更し使いやすさを向上するためにメニューやホームの項目の操作頻度によって使いやすくするために、この「LifeLogService」が使われているのではないかと思います。
つまり、上記のKDDIの説明通り、「LifeLogService」は端末内で電話帳・カメラ・ピクチャーアプリの連携を図るための橋渡し的なアプリであるということになります。
そうなると、この「LifeLog」という名称が、一般的に言われている「ライフログ」とは全く別物で、「監視ツール」でもなんでもないということ。単なるネーミングミスではないかということです。
「なーんだ。実害も何も出ていなかったわけだし、騒ぐだけ騒ぎ、不安を煽っただけじゃねーの」ということですが、個人的には腑に落ちないことがあります。
これから先は、個人の考えとしてお読みください。
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トップの写真に、この、「LifeLogService(jp.co.sharp.android.lifelog.database)」のプログラムサイズが「4KB」であることを示しています。
東京のauお客様センターの故障修理担当の方も、「4KB程度のプログラムでは、外部のサーバーへデータを送信することはできません」と答えています。もちろん、私も、4KBでは何もできないと思います。
しかし、この写真をご覧ください。
これは、[設定]-[アプリケーション]-[実行中のサービス]から確認できる「LifeLogService(jp.co.sharp.android.lifelog.database)」です。
ここのデータサイズなんですが、なぜか「3.1MB」もあり、実行中ということでそのデータサイズは若干変動しています。
データを貯めている(保存している?)ということになりますが、前述の故障修理担当の方のお話では、「端末内のlogを取得することはあっても、logを保存していることはない」と説明していました。このような端末で、3MB近いデータは大きいと思います。
これらのlogが外部に送信されたということが確認できないので、なんとも言えません。ここに貯められたlogが、電話帳・カメラ・ピクチャーアプリの連携を図るために使われているということなのでしょう。
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ただ1つだけ、外部に送信されているという事実があります。
それは、下の写真です。
最近のデジタルスチルカメラの中には、写真にGPS機能からの位置情報を付加して、メールやインターネットへ送られる機種もあります。
INFOBAR A01も同じで、これまで見たことがない、いや、機種交換した当初に見たかも知れないような表示が、カメラアプリを起動したら出ました。
当然、「同意しない」をタップしましたが、これが唯一、外部へ送信するということになります。
位置情報だけなのか、「電話帳・カメラ・ピクチャーアプリ」の中の連絡先データは大丈夫なのか、そのことを調べることができない以上、憶測の域を出ません。
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心配すればするほど余計なことを考えてしまうものですが、悲観的に考えて、あらゆること想定して情報を収集することは大切なことではないかと思います。
私たち利用者、消費者は、とかくこのような問題には弱いという側面を持っています。
「楽しく使っているかいいんじゃないか」「便利がいいしね」「何かあったらその時に考えれば・・・」と考えがちですが、ことが起きてからでは遅いのです。防犯、防災と同じなのです。
「備えあれば憂いなし」
決して、auやシャープが「悪者」であると言っているわけでもなんでもありません。商品や有料サービスを提供している以上、それを利用しているユーザーの疑念・不安等を払拭するような情報を提供しなければなりません。
単なるプログラムの表記ミスなのであれば、それでいいのです。そのことをきちんと伝えれば良いのです。ただ、それだけ。
これからも情報を収集し、公開していきます。
画像に位置情報や撮影モード等を埋め込んでるのはExifで検索すればいい。
返信削除4KBのプログラムでも外部へデータ送信するなんて余裕