【新燃岳の噴火】宮崎市の様子7 posted by (C)cyber
はい。やっとTBS「教科書にのせたい!」から回答をいただきました。
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大谷憲史様
メール、拝見いたしました。火山のVTR制作を担当しました番組スタッフです。
大谷様のおっしゃる通り、新燃岳につきましては、確かに注目すべき点が多く、宮崎県にお住まいの方にとっては、非常に大きな問題だと思います。
しかし、私どもが今回、番組でご紹介したかったテーマは二点のポイントでした。
一つは「東日本大震災後に周辺地震活動が活発化した火山」、もう一つは「破局的噴火(超巨大噴火)の危険性」です。
第一のポイントは、地震と火山の関連から、東日本大震災前に比べいくつかの火山の活動が活発化したという事実です。そのため、番組内のフリップでは震災後に新たに活動が活発化した13の火山を表記し、震災前から活発な活動状態にあった新燃岳や桜島、三宅島などは今回の趣旨の火山に当らなかったため省略させていただきました。
そして第二のポイントは新燃岳の噴火が決して小さいというわけではないですが、過去、もっと巨大な噴火が日本中に発生し、甚大な被害をもたらした事例が地質学、火山学上の記録として存在している。その事実を優先的に取り上げさせていただきました。
決して、新燃岳を軽視したわけではなく、日本全体を視野に入れた総論として火山を取り上げるため、今回の番組内容を構成し、放送したことをご理解いただけると幸いです。
ご指摘ありがとうございました。今後とも番組への応援よろしくお願い申し上げます。
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はい。
この番組を監修した独立行政法人海洋研究開発機構のマグマ学者巽好幸氏への質問については、海洋研究開発機構広報室、TBSとも無視した形になりましたが、こんなもんなんですね。自分が監修した内容に責任を持てないで逃げるような形になるとは、なんとも情けないことです。
ということで、今回の件は、これで終わりです。
確かに番組で取り上げられたように、鹿児島県桜島の活動はものすごく活発で、噴火によって宮崎市でも空振を感じるほどです。
注意しなければなりませんが、鹿児島にお住まいの皆さんは私たちよりも危機管理はできているかと思います。
番組が鳴らした警鐘というのは大切な事だと思います。
しかし、噴火災害は現在進行形という中で、「東日本大震災後に周辺地震活動が活発化した火山」と限定したことは残念なことです。
これまでのやりとりは、下記よりご覧いただけます。
◯TBSでは「新燃岳」は終わっていることになっている。
◯TBS「教科書にのせたい」続報
◯TBS「教科書にのせたい」第3報
ご覧いただき、ありがとうございます。
テレビ・ラジオ・新聞等が発する情報は、「果たしてどうなのか?」と問うてみることも大切なことではないかと思います。
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