【PJニュース 2010年12月26日】
12月25日、クリスマスでにぎわう宮崎市の中心市街地で、今年最後の「街市」が行われた。今回は24店舗が出店し、自慢の商品を訪れた買い物客などに売り込んでいた。
宮崎市の一番街商店街振興組合では、「街を元気に!」という中心市街地の活性化と宮崎県産の地産地消のブランド化をサポートするために、今年4月から、毎月第4土曜日の午後に「街市」を開催している。
4 月20日に発生が確認された口蹄疫で一時休止されたが、終息宣言後の8月28日に「街市」が再開。宮崎県産の農産加工品や水産加工品はもとより、ワイン、 はちみつ、味噌・醤油、竹炭製品、なんと、1コイン(500円)マッサージも。個性あふれる店舗が街に戻り、人通りも口蹄疫前と同じほどになった。
クリスマスということで、街市で活動するボランティアの皆さんは、サンタクロースの衣装で買い物客などを出迎えていた。
「昔は、青空市場があったので便利が良かったけど、街中にこのような市が定期的にあるといいですね」(70代女性)
青 空市場とは、戦後に開設された宮崎初の生鮮市場である「ショッピングセンター青空」のことである。宮崎市役所の近くにあり、市民からは「青空市場」として 親しまれてきた。60年代初めには約300平方メートルの広場に40軒以上の店がひしめいていた。私も子どものころ、祖母や父母に連れられてきたことがあ る。
PJニュース「『文化ストリート商店街』、取り残された場所を歩く=宮崎」で紹介した「文化ストリート商店街」もそうであるが、私の子どものころには、「市場」が身近にあり、街には活気があった。買い物に困ることもなかった。
先般、高齢者における「買い物難民」が社会問題化しつつある。このような「街市」や「宮崎県庁前楠並木朝市」などのように、定期的に街中で市場を行うことは、買い物だけではなくコミュニティーづくりとして、とても大切なことではないだろうか。
近所のスーパーでは売られていないような巨大な大根を見ながら、街市会場をあとにした。【了】
■関連情報
○街市(公式ホームページ)
【YouTube動画】
○宮崎市一番街「街市」グランドオープン!
○「街市」復活祭
○今年最後の「街市」
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パブリック・ジャーナリスト 大谷 憲史
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