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「船中八策」「せんたく八策」「維新八策」って、言葉遊びはやめるぜよ。

空2月9日3





 今、幕末の志士・坂本龍馬の「船中八策」という言葉が脚光を浴びているようですが、この船中八策とはいったい何なのか。

 船中八策は、幕末維新期、土佐藩脱藩志士の坂本龍馬が、慶応3年(1867年)に起草した新国家体制の基本方針、とされるもので、以下のとおりです。


一、天下ノ政権ヲ朝廷ニ奉還セシメ、政令宜シク朝廷ヨリ出ヅベキ事。
一、上下議政局ヲ設ケ、議員ヲ置キテ万機ヲ参賛セシメ、万機宜シク公議ニ決スベキ事。
一、有材ノ公卿諸侯及ビ天下ノ人材ヲ顧問ニ備ヘ官爵ヲ賜ヒ、宜シク従来有名無実ノ官ヲ除クベキ事。
一、外国ノ交際広ク公議ヲ採リ、新ニ至当ノ規約ヲ立ツベキ事。
一、古来ノ律令ヲ折衷シ、新ニ無窮ノ大典ヲ撰定スベキ事。
一、海軍宜シク拡張スベキ事。
一、御親兵ヲ置キ、帝都ヲ守衛セシムベキ事。
一、金銀物貨宜シク外国ト平均ノ法ヲ設クベキ事。
以上八策ハ方今天下ノ形勢ヲ察シ、之ヲ宇内万国ニ徴スルニ、之ヲ捨テ他ニ済時ノ急務アルナシ。苟モ此数策ヲ断行セバ、皇運ヲ挽回シ、国勢ヲ拡張シ、万国ト並行スルモ、亦敢テ難シトセズ。伏テ願クハ公明正大ノ道理ニ基キ、一大英断ヲ以テ天下ト更始一新セン。


■■
 今の日本の状況を「平成維新」と捉え、橋下徹氏が率いる「大阪維新の会」では、選挙公約として「船中八策」ならぬ「維新八策」を打ち出しました。

1統治機構改革
・地域の事情に合った大都市制度の創設
・地方分権の推進
・地方交付税廃止
2行財政改革
・基礎的財政収支の黒字
・国会議員の定数・歳費削減
・人件費3割カット
3公務員制度改革
・職員基本条例案の法制化
4教育改革
・教育委員会の設置を選択制に
・学習塾バウチャー制度の導入
5社会保障制度
・年金を掛け捨て制と積み立て制の併用に
・高齢者と現役世代の格差是正
・政府が国民に現金を給付するベーシック・インカム制度の設計
6経済・税制
・自由貿易圏の拡大
・法人税率と所得税率を引き下げ、資産課税と消費税を増税
7外交・防衛
・日米同盟を基軸に、豪州も含めた3国同盟を強化
・日本全体で沖縄の基地負担の軽減を図る
・領土を自力で守る防衛力のあり方を検討
8憲法
・首相公選制の導入
・参議院を廃止。代わりに首長が議員を兼務できる、国と地方の協議の場の議員を設ける。
・以上を実現するため、憲法改正に必要な衆参の賛同を3分の2から2分の1に


ということのうですが、以前、これと似たようなものを出した人がいるんですよね。


■■■
 そうです、野田佳彦首相です。

 当時、落選していた野田氏は、2000年の総選挙で、坂本龍馬の「いま一度日本を洗濯致し申し候」という言葉から、「ニッポンまる洗い」というスローガンを編み出し、日本列島をぞうきんでふいているポスターをつくり、新「船中八策」を掲げ、国政復帰を果たしたのです。


 2008年1月、「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(略称・せんたく)という新しい運動組織が立ち上がり、野田氏は「議員連合『せんたく』」の共同代表に就任。

 その議員連合「せんたく」の選挙公約は、「せんたく八策」。


「せんたく(洗濯・選択)八策」

来るべき総選挙は、各政党が断固たる決意のマニフェスト(政権公約)を示し、政策中心の「歴史的な政権選択選挙」としなければならない。このため、われわれは、自己改革を行いながら、「脱官僚」「脱無党派」「脱中央集権」を旗印に、この国の政治をいま一度、「洗濯・選択」するため、坂本竜馬の「船中八策」にならい、「平成の民権運動」を推進すべく、以下八策を決議するものである。


一策 明治以来の官僚主導・中央集権型の統治構造を根本から改め、天下の政権を国民の手に取り戻すこと。

二策 国から地方へ、権限、人材、税財源を明け渡し、多様で自立した「地方政府」を創造すること。「中央政府」は、地球環境をはじめ国際的な課題への取り組みなど、専ら、本来の責務を果たすこと。

三策 無駄使いを徹底的に排するなど、国民の目線で行政や予算のあり方を根本から作り直すこと。中央集権型の陳情政治、バラマキ型の補助金政治と決別すること。

四策 国民が暮らしの将来像を実感できる日本社会の中長期ビジョン、実現の優先順位、実行体制を明記した政権公約を策定し、国民が「選択」できる本格的なマニフェスト選挙を実現すること。

五策 総理大臣を中心とする、本来の「議院内閣制」に政治や行政の仕組みを改革すること。各省縦割りを打破し、政治主導確立に向けて公務員制度改革を推進すること。

六策 これまでの衆参両院の審議運営のあり方を国民の目線で根本から見直し、五五年体制時代の旧弊を乗り超え、「政権選択時代の新しい国会像」を確立すること。

七策 首長は徹底して自治体改革を断行し、なれあい型の多選は自らの意思で排除すること。また、地方議員は利益誘導的な口利き・斡旋を排し、地方議会の役割、使命を根本改革すること。

八策 すべての政治家は、政治倫理を確立し、政治とカネの関係を含め、自らの行動を厳しく律し、常に説明責任を果たすなど、国民の不信や疑惑を招くことのないよう努めること。

平成二十一年四月二〇日 
せんたく議員連合
地域・生活者起点で日本を洗濯・選択する国民連合(せんたく)


■■■■
 うーん、なんでしょうか。

 野田さんは今首相ですが、この「せんたく八策」って言葉、まったく聞きませんが、まさか忘れたってことはないですよね。

 「せんたく八策」は、自分が国政に復帰するため、自分が首相になるための手段であって、国民のため、日本の政治を変えるためにつくったのですよね?

 こうやって悪しき前例があるわけですから、橋下氏率いる「大阪維新の会」が掲げる「維新八策」は、自分たちのためにあるわけで、決して、国民や日本を変えるためにあるわけではないということを、私たち国民は覚えておかなければなりません。

 あくまでも、「選挙に勝つ」「国政に進出するため」のものであり、選挙に勝ち国政に進出さえすれば、野田首相のようにすべてを忘れ去るということです。

 あの世で坂本龍馬が嘆いているはず。

 「言葉遊びはやめるぜよ」。

 いったい本気で日本を変える人間はどこにいるのでしょうか?

 国会議員や政治屋の中にはいないでしょうね。

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