宮崎県警察白バイ安全運転競技大会19 posted by (C)cyber
【PJニュース 2010年12月6日】
12月3日、宮崎市内のショッピングセンターで、発泡酒など合わせて1000円ほどの商品を万引きしたとして、安全・安心パトロー ル隊員が逮捕された。街の安全・安心を守るはずのパトロール隊員が万引きとは、大丈夫か宮崎県警察本部。
宮崎県警察本部(鶴見雅男本部 長)は県の緊急雇用創出事業として今年6月、「安全・安心パトロール隊」を発足させた。宮崎県警の委託を受けた警備会社が20代から60代の失業者など 72人を採用し、街頭犯罪防止のための巡回、チャイルドシート着用の啓発活動などを行っている。宮崎県警では「きめ細かな指導で自転車盗難などが減少して きた。犯罪抑止にもつながっている」と、民間との連携に期待を寄せていたのだが。
万引容疑で逮捕されたパトロール隊員は12月3日午後6時すぎ、宮崎市内のショッピングセンターで、隊員の服装でパトロール中に犯行に及んだとのことである。職務時間中の犯行とは大胆だが、警備会社における警備教育は十分に行われているのだろうか。
警備業法によると、新入警備員だけではなくアルバイトも含めて全員、警備の業務を行うに当たって必要な知識・技能の教育や訓練、事故への応急措置についての 研修を行わなければならないとされている。法定研修は、合計30時間以上(基本教育15時間以上、業務別教育15時間以上)である。
当然、これらの法定研修を受けてから「安全・安心パトロール隊」の隊員になったのだろうが、一人の隊員が犯した罪は非常に大きいと言わざるを得ない。
働く場の少ない宮崎にあって、「警備員でも・・・」と考えている人は多い。イベント取材等で警備員と話す機会があるが、アルバイト感覚で警備をしている人も 少なくない。緊急雇用創出事業として行うのであれば、警察官と同じく、正義感が強く信頼できる人材を確保することも大切である。
宮崎南警察署の野辺学副署長は、「街頭犯罪を防止する警備員がこのような犯罪を犯し、まことに遺憾だ。警備会社に対して再発防止を指導したい」とコメントしているが、街頭犯罪の防止を、果たして民間の警備会社に任せても良いものだろうか。【了】
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パブリック・ジャーナリスト 大谷 憲史
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