【PJニュース 2010年12月18日】
宮崎県知事選が告示されてから1週間となる12月17日夜、宮崎市で「合同個人演説会」(主催:公益社団法人日本青年会議所九州地区宮崎ブロック協議会)が行われた。
会場となったのは、宮崎公立大学(宮崎市)。若年層に選挙に関心を持ってもらおうと企画されたが、一般の参加もできる。立候補者が一堂に会する演説会は、数少ない。
街頭や選挙カーではなく、ゆっくりと立候補者たちの演説を聞く数少ない機会なのだが、先着250人が入る会場には、80人程度しかいなかった。主催者が目論んでいた大学生は、見当たらなかった。
立候補者4人のうち1人は、独自の選挙戦を展開するとして参加しなかったが、立候補者たちは「宮崎県の将来像」「行財政改革」「雇用・地域経済」「福祉・少子高齢化」「農林水産業」「自立できるたくましい宮崎」と、用意された項目に答えていった。
前回の知事選で、「しがらみのない選挙戦」を行った東国原知事の影響が大きいのか、選挙にありがちな支持団体からの大量動員もない。選挙の熱気も感じない。それでも淡々と演説会は進んだ。
演説会の最後で、各立候補者たちは「県民を守る。本来の知事の仕事をきちんとやっていく」「口蹄疫からの再生・復興を図っていきたい」などと決意を表明した。
何度となく選挙の演説会を取材してきたが、選挙戦そのものががらりと変わったかのようである。「しがらみのない選挙=クリーンな選挙」なのだろうが、例年になく盛り上がりに欠ける選挙戦であることには間違いない。このことが投票率に影響しなければ良いのだが。
この「合同個人演説会」は、19日午後3時から都城市の南九州大学都城キャンパスでも行われる。【了】
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 大谷 憲史
【追伸】
今回の合同個人演説会のまとめを、PDF形式にまとめています。下記よりDLできます。
○宮崎県知事選合同個人演説会(PDF)
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