TPP交渉参加阻止緊急集会2 posted by (C)cyber
【PJニュース 2010年12月7日】
12月5日、宮崎市で「TPP交渉への参加阻止とみやざきの"食と暮らし"を守る緊急集会」(主催:JAグループ宮崎)が行われた。約3000人が参加し、集会後は中心市街地をデモ行進した。
11 月9日、政府は何の議論も世論形成もないままに、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉への参加を検討する基本方針を決定した。TPPとは、アジア 太平洋地域で貿易自由化を目指すもので、この交渉に日本が参加すれば、県内の農業が壊滅的な被害を受けることになる。農業算出額で年間1529億円、関連 産業などを含めると年間2975億円の損失が出ると、宮崎県では試算している。
また、TPP交渉は、単なる物品の関税撤廃だけではなく、金融・保険・医療などあらゆる分野の自由化を実現させるものであり、これまでの日本の社会の仕組みや国家の安全保障のあり方までも一変させる可能性をはらんでいる。
こ のような情勢の中、私たちの食と暮らしを守り、次世代につなげていくため、宮崎県内の農業関係団体だけではなく、宮崎県市長会、町村会、商工会議所連合 会、建設業協会、中小企業団体中央会、医師会、歯科医師会などの団体や一般県民も参集し、12月5日、約3000人が参加し、「TPP交渉への参加阻止と みやざきの"食と暮らし"を守る緊急集会」(主催:JAグループ宮崎)を行った。
口蹄疫からの復興に向けて歩みを進めている中で、TPP への関心も高く、会場となった公園には多くの一般県民も詰め掛けた。主催者挨拶、県知事挨拶のあと、県選出国会議員の決意表明が行われた。TPPに関して は県選出国会議員は連携して対応していくとしているが、やはり、口蹄疫で存在感を示した自民党議員の決意表明には、会場から拍手が起こった。
「TPP交渉参加阻止県民署名運動に取り組み、交渉参加を阻止する」という共同宣言を採択したあと、宮崎県庁を目指して中心市街地をデモ行進した。今年最大規模のデモ行進に、道行く人は足を止めた。
「私たち一般県民も、TPPについては真剣に考えないといけないと思います」(男性40代)
「これから日本がどうなっていくのか、ちょっと怖い気もします」(女性30代)
人通りの多いデパート前交差点では、JAの職員がビラの配布と署名運動を行った。この緊急集会を主催したJAグループ宮崎では、これからも県内で署名活動を継続させて反対を訴えていくとしている。【了】
■関連情報
【YouTube動画】
○TPP交渉への参加阻止とみやざきの"食と暮らし"を守る緊急集会1
○TPP交渉への参加阻止とみやざきの"食と暮らし"を守る緊急集会2
○TPP交渉への参加阻止とみやざきの"食と暮らし"を守る緊急集会3
○TPP交渉への参加阻止とみやざきの"食と暮らし"を守る緊急集会4
○TPP交渉への参加阻止とみやざきの"食と暮らし"を守る緊急集会5
○TPP交渉への参加阻止とみやざきの"食と暮らし"を守る緊急集会6
○TPP交渉への参加阻止とみやざきの"食と暮らし"を守る緊急集会7
○TPP交渉への参加阻止とみやざきの"食と暮らし"を守る緊急集会8
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パブリック・ジャーナリスト 大谷 憲史
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