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9月5日の宮崎市議会一般質問で、徳重淳一議員(社民党)の「宮崎駅前自治会と宮崎駅前商店街の意見が集約できなかったことで、今後、宮崎市はどのように対応していくのか」という質問に対して、戸敷 正宮崎市長は、「これ以上、駅前自治会と駅前商店街の対立によって、まちづくりに支障をきたすおそれがあるので、ミニボートピア設置を進めていく」と答弁しました。
答弁で戸敷市長は、自治会と商店街が行った投票結果を出し、自治会では設置賛成105、反対27、駅前商店街では設置賛成15、反対22で、トータルで賛成120、反対49となり、賛成が多数であることを理由にあげました。
また、徳重議員は、自治会と駅前商店街が行った署名活動の総数を質問しました。
回答した関係部長によると、自治会が集めた賛成署名は4392筆、駅前商店街が集めた反対署名は5882筆。
署名数では、駅前商店街のほうが多かったのだが、あくまでも地元の賛成数を優先。
この賛成数を元に、戸敷市長はミニボートピア設置で駅前通りを活性化したいと答弁。
また、この地元の賛成数に問題はないかと徳重議員が自治会加入世帯数を質問したが、従来通りの答弁に留まった。
それによると、平成23年度の自治会加入数は350、平成24年度は232(賛助会員31を含む)で、1年間でおよそ120世帯が自治会から脱会するのはおかしいと徳重議員は質した。
これに対して関係部長は、自治会名簿は確認済で、自治会内にある大型マンションからの脱会者が多かったことを自治会から聞いている、としている。
今後、宮崎市は、ミニボートピア設置に向けて、関係自治体との協議に入るとのこと。
地元だけではなく、宮崎市民の「反対」の意志を無視して、公営ギャンブルでまちづくりを強引に進めようとする宮崎市に違和感を覚える。
しかし、取材先で駅前商店街の関係者が話していた「大谷さん、大丈夫じゃが」の言葉も、今となっては虚しく聞こえる。
今後は「行政裁判」ということも考えられるが、そこまでの体力が駅前商店街にあるかどうかは無知数です。
それよりも何よりも、反対に向けて努力してきた地元や宮崎市民の皆さんに対して、駅前商店街の関係者はどう応えるのでしょうか。
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