2013年7月、宮崎県日南市は、市長給与を超す月額90万円という委託料が話題となったテナントミックスサポートマネージャーを選出し、市中心市街地活性化基本計画に沿い、最長4年間、商店街再生事業を展開しています。
その成果かぼちぼちと見え始め、第1号として2014年「アブラツ コーヒー」がオープン。
そして、2015年11月には「あぶらつ食堂」「多世代交流モール」、12月にはコンテナを使った小さな店舗がオープン。
すべては「中心市街地活性化」「にぎわい創出」ですが、果たして、日曜日の午後、油津銀天街はにぎわっているのか、歩いてみました。
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【中心市街地活性化の課題】
油津銀天街に限らず、どこの商店街でも見られることですが、中心市街地活性化、商店街の活性化は、果たしてこれで良いのか? ということです。
ゆるキャラ等のイベントで人を集める。
お店に足を運ぶというよりも、「何かイベントをやっているから来てみた」、で、「ついでにしょくでもしようか」、というパターンが多いのではないかと思います。
進んで行きたいお店があるわけでもなく、いわゆる商店街に繰り返し足を運ぶ「リピーター」が育っていないんだと思います。
商店街の核となる「行列ができるようなお店」が生まれれば、そこから流れは変わると思います。
オープン後、お店や油津銀天街からの情報発信も大切ではないかと思いますが、クチコミも含めて情報の拡がりはないように思います。
意図的であっても、常に情報を発信することで、消費者の呼び込みもできるのではないかと思います。
テナントミックスサポートマネージャーとしては、計画通りの数の店舗を油津銀天街に誘致、開設すればそれでOKかも知れませんが、そこで暮らす市民や足を運ぶ市外からの客のことをもう少し考えなければなりません。
もちろん、開店後のお店の営業努力も必要ですね。
私は、私が日南市で生活していました1980年代のような活気は取り戻せないと思います。
果たして、総論的に「商店街全体が活性化する必要があるのか?」ということです。
個性のある店舗ができれば、そこに自然と客が集まります。
大切なのは「各論的」なことではないのでしょうか?
今は、日南市の「市中心市街地活性化基本計画」に従い、かなり優遇を受けている店舗もあるのではないかと思いますが、これは「最長4年」期限付きです。
期限が切れた、テナントミックスサポートマネージャーの任期も終わった・・・
さて、その後は・・・、ということです。
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