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1979年度ぴあFilmFestival受賞作品、サンフランシスコ映画祭参加作品の映画『兎が眠っているよ』を観ました。
河本浩志監督とはお会いしたことはありませんが、ツイッターでお世話になっている方です。その河本監督からのツイートで、この映画のことを紹介され、先ほどまで観ていました。
うーん。すごい。
マサオとタケシとユミ。いわゆる青春群像の映画なのですが。
自分が死ぬ夢を見たというマサオの話で物語は始まります。マサオとタケシの軽妙な会話のシーンは、すごいの一言です。どうすごいのか、映画をご覧いただければお分かりいただけます。
タイトルの「兎が眠っているよ」は、この映画のテーマである「ウサギとカメの競争の寓話で、なぜカメはウサギを起こさずにゴールしたのか?」からきていて、このテーマは時を超えて現在の日本にもそのまま当てはまると思います。
1979年というと、私は高校3年生で、自分の進路を決めなければならない時期でした。そのころ、妙に沖縄のことが気にかかり、一浪の末、琉球大学に入りました。映画でも沖縄のことが取り上げられていますが、あの頃の私たちって、若いなりにもそれなりに社会のことを考えていたような気がします。
また、ブラブラと毎日を過しているマサオとタケシ。
その二人の姿は、超就職難の現在の日本の若者たちにも当てはまるのではないでしょうか。
多くは語りませんが、ぜひ、観ていただきたい映画です。
というか、河本監督、この映画をリメイクされてください、30年経ってもそのテーマ性は、現代でも十分伝わるかと思います。
○映画「兎が眠っているよ」 "I saw that a hare had been sleeping there"
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