【東北関東大震災】午前中の作業終了 posted by (C)cyber
本日の搬入作業のお手伝いをしてくださったボランティアの皆さん、お疲れさまでした。お陰さまで約半分の支援物資を搬入することができました。
午前中、車に積み込む前の作業を行い、午後2時過ぎに第1便をお届けしました。
荷を降ろす際、県の担当の方に検品をしていただきました。ダンボール箱の一つを開けたところ、手にされたバスタオルにちょっと汚れが。(あ、これはだめだろうな)と思ったのですが、「ま、受け入れますわ」という担当者の判断で、車からダンボール箱を運び込みました。しかし、この一言があとで問題に・・・。
ピストン輸送で3回ほど運びました。担当の方に、「バスタオルの状態が悪いようでしたらもって帰ります」と伝えましたが、3人いた中で若い職員がちょっと何かを言いたそうな変な顔をしていましたが、リーダー格の方は、「分かりました」ということで、状態の悪いバスタオルはなかったのだと考え、保管場所を離れました。
自宅で作業の片付けをし、午後5時前に自室に戻ると携帯に留守電が入っていました。県からでした。
バスタオルについて確認したいことがあるから連絡が欲しいとのこと。で、電話をかけたのですが・・・
私「本日、バスタオルを運んだ大谷憲史と申します。先ほどお電話があったそうなのですが・・・」
電話に出られた県の方「あ、分かりました。しばらくお待ちください。」
昨日もでしたけど、周りの話し声が私の電話口に結構聞こえてきます。昨日も(またバスタオルか・・・)みたいな声が聞こえてましたが、今日は強烈でした。
電話に出られた方の声が途切れ、担当の方に代わるわずかな時間に聞こえてきた言葉は、
「また、バスタオルか。もう、全部持って帰らせろ!」・・・
これは強烈でしたね。きれいに聞こえていましたが、スマフォの「TelRec」を起動していなかった・・・。
担当の方の話では、バスタオルの中には状態の良くないものがあるので、引き取って欲しいとのこと。
全部ではないが、保管場所にいた職員からの情報とのこと。
私「数が分からないので、引き取れません。ダンボール箱何個ですか?数は把握されてないんですか?」
担当「分かりました。数を把握します」
その後、お電話があり、バスタオルの状態が分かりました。今回は少ない人数で作業を行っていたので、検品作業など、私の不行き届きの点があったことは否めないので、謝りました。
そして、宮崎県に提供させていただきました今回の支援物資を、すべて回収することにしました。
「全部持って帰らせろ!」と、県職員のどなたかの言葉であれ、その通りにいたします。
すべてを自宅に持ち帰り、再度ダンボール箱を開けて、1枚1枚、ていねいに確認したいと思います。今回、このていねいな作業をしなかった私に問題があります。
明日以降の作業のお申し出をうけておりますが、今後の作業は、私一人で行います。
また、今回、このような形になり、全国の皆さんの善意を私が踏みにじってしまうようなことになり、誠に申し訳ございません。
バスタオル1枚1枚に込められた思いをかみしめ、これらのバスタオルが、ふたたび使われるような日がくるまで、また、今回の件を反省するため、当分の間、ボランティア活動を控えたいと思います。
誠に申し訳ございませんでした。
【追記:午後8時】
と、上記では書いたのですが、県のおかしな対応に振り回された私が何もボランティア活動を辞める必要はないわけで。
宮崎県がダメなら、他にもバスタオルが欲しいというところはあるはず。私が届けるのが一番良いのですがね。
なーんか、今日の県の対応にはがっくりしますね。
知事が変わってから、なんか、また、元の宮崎県庁になったような感じですね。特に、幹部職員さんは。普通、電話口に聞こえるような声で言う?そんなことを。
さて、明日は引取りのために、宮崎県庁へ向かいます。
【追記2:午後11時55分】
私がここで問題にしたいのは、このような状況下にありながら、「全部持って帰らせろ!」と発言できる環境の恐ろしさについてです。
このような発言を耳にすると、県幹部職員は、県民に対して上から目線で仕事をしているんだという、県に対する悪いイメージが定着してしまうことです。
自ら発した言葉は、もとに戻すことは出来ません。また、言葉はその人の人間性を表します。
幹部職員の発言は、もう少し慎重であるべきです。
このような幹部職員がいる宮崎県災害対応チームには、何の期待も協力もしたくありません。
「全部持って帰らせろ!」と発言する幹部職員が宮崎県災害対応チームにいる以上、下手に支援物資を送らないほうが良いようです。口蹄疫の恩を仇で返すようなものです。恥ずかしいことです。
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