【PJニュース 2010年11月26日】
ツイッターとの写真連携でその登録ユーザー数が100万人を突破した写真共有サイト「フォト蔵」で、メンテナンスが完全に終わっていないなどとして、ユーザーが不満の声を上げている。いったい何が起きているのだろうか。
フォ ト蔵を運営していたウノウ株式会社は今年8月、ソーシャルゲーム世界最大手のアメリカ、ジンガ・ゲーム・ネットワークス(Zynga Game Network)に買収され、10月、ソフトバンクとの合弁会社ジンガジャパンとして引き続き、「まちつく!」、「バンドやろうよ!」、「海賊クロニク ル」といったソーシャルゲームや「フォト蔵」「ウノウラボ」など運営している。また、この10月には、ツイッターとの写真連携機能を強化し、 Twitter公式モバイルサイトやモバツイからの仮登録を含めて、フォト蔵の登録ユーザー数が100万人を突破した。
フォト蔵は、以前から障害が発生しやすい状況にあり、たびたびメンテナンスを行ってきた。10月17日には、画像配信システムの障害により、フォト蔵の画像全体が表示されづらい状態が続いていたが、5時間ほどで復旧した。
ジンガジャパンは、11月20日にフォト蔵の一部のメンテナンスを行うことを、かなり早い段階から告知していた。当然、ツイッターからの利用が多い「モバツイ」にも掲示されていた。
当 初の予定では、11月20日午後2時11月21日午前4時までで、「画像ストレージの調整」を行うこととしていたが、その後、全体メンテナンスに切り替わ り、フォト蔵及びフォト蔵モバイルにアクセスできない状況となった。ブログ「フォト蔵開発日誌」では、たびたび追記がなされ、メンテナンス終了時間が11 月21日午前9時までに延長された。
しかし、この原稿を書いている11月24日午後9時現在、メンテナンスは完全に終わっていない。私は、フォト蔵に7565枚ほど写真をアップしているが、「NO PHOTO」と表示される写真だけではなく、タイトルしか表示されないものもある。
フォト蔵のコミュニティには21日ごろから今回のメンテナンスに関する書き込みが見られるようになった。
「断 続的に作業していますとの事ですが、これほど広範囲に画像が表示されないにも関わらず、新たな情報が出てきません。無料サービスということもあり、正面か ら文句をいう人は少ないとは思いますが、対応があまりに不親切でユーザーを無視していると思います。メンテナンスでトラブルがあるのは仕方がないことと諦 めもしますが、せめて迅速に情報を収集しユーザーに伝えるお気持ちは無いのでしょうか?」というコミュニティの管理人の呼びかけに対して、「運営会社のジ ンガジャパンからの事務的な返答ばかりで企業体質が問われる」「無料サービスを利用させてもらっているので感謝の気持ちはあるが、今回の対応は現状の保守 管理体制の脆弱さと企業としての誠実な対応の無さが表面化した形だ」「企業はユーザー目線で私たちユーザーに誠意に対応する方針が必要である」などのコメ ントが。
写真をフォト蔵内にアップロードできる容量は、ユーザー登録直後は1000MBまでである。その後、フォト蔵ポイントが貯まると 最大3000MBまで可能で、1カ月に1GBまでという制限がある。他のサービスに比べ、アップできる容量が大きく、ツイッターとの連携で利用しやすく なった。
利用者数が100万人を超えたということで、そのシステムやサーバーが対応しづらくらたとすれば大きな問題だが、上記のコメントに見られるように、運営会社にはユーザーへの真摯な対応が求められるのではないだろうか。【了】
■関連サイト
○フォト蔵
○フォト蔵開発日誌
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パブリック・ジャーナリスト 大谷 憲史
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