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「14000人の傍観者(フォロワー) ~日向市の裁判ではインターネットにおける情報発信の在り方が問われている(後編)~4(とりあえず完結)」








5(完結)裁判後のこと

☆本人尋問で分かったこと~健康被害はなかった~

 2015715日、本人尋問が行われた。

 被告は宣誓を行う。

法廷内の全員が起立の上、被告は「宣誓 良心に従って真実を述べ,何事も隠さず,偽りを述べないことを誓います」と声を出して読み上げた。

また、裁判長から、 

・答えは簡潔に述べること。
・質問以外のことは答えないこと。
・裁判所以外にも原告からも質問がある場合がある。

等の話を受けて、女性裁判官から尋問が始まった。詳細は、私のブログを参考にされてほしい。


 原告日向製錬所代理人及びサンアイ代理人も尋問を行った。

 しかし、なぜか被告の回答が咬み合わない。

まずは、「マイコプラズマ肺炎」について。

女性裁判官は「マイコプラズマ肺炎は、グリーンサンドの影響だと考えますか」と尋ねた。被告は「子どもの咳がひどくなったので病院に行ったら、最初は風邪とのことでしたが、また咳がひどくなったので病院に行ったら、マイコプラズマ肺炎でした」と答えた。

 また、「医師からグリーンサンドが原因であることは聞きましたか」の質問に、「聞いていません」と。

 通常、母親であれば自分の子どもの病気を心配して、マイコプラズマ肺炎になった原因が何にあるかは聞くはずである。しかし、被告は聞いていないと言う。おかしなことである。
 さらに女性裁判官は「病院へグリーンサンドの影響を質問しましたか」との質問に、彼女は「肺炎といわれて、そうかと思った」とだけ答えた。

 本当には母親なのだろうか。

 同じく、マイコプラズマ肺炎について、日向製錬所代理人も質問した。

Q 診断書名は何ですか。
A マイコプラズマ肺炎です。

Q マイコプラズマ肺炎のことはご存じですか。
A 知りません。

 やはり彼女は「知らない」と言う。

 被告はインターネット、ツイッターを頻繁に利用しているのだが、代理人の「インターネットでも調べていないのですね」の質問に、「調べていません」と。

 自分の子どもの病気に関心はないのだろうか。

代理人から「医師からマイコプラズマ肺炎について聞かなかったのですか」と聞かれ、被告は「『肺炎』かという感じで、特に聞かなかったです」と。


 「マイコプラズマ」が完全に抜け落ちている。


 というか、自分の子どもの病気について知ろうと努力している母親の姿がまったく見えない。

 サンアイ代理人からの「マイコプラズマのことは何も考えていなかったのですか」の質問に、被告はスラっと「考えていませんでした」と答えた。


 あとは傍聴レポートの通りである。


 被告から出された医師による診断書(平成27320日付け)では、被告の子どもは、2012813日より入院し、同年820日に退院している。

 尋問では、サンアイ代理人から「マイコプラズマ肺炎の再発はしていますか」について、被告は「心配していました」とだけ答え、現時点で子どもたちがマイコプラズマ肺炎にかかっているような説明はなかった。


 しかし、この「マイコプラズマ肺炎」が決定的な健康被害であるとは考えにくい。


 女性裁判官から「20124月から現場にグリーンサンドが積まれるようになりましたが、健康被害を認識したのは何からですか」の質問に、被告は「咳です」と答えている。

日向製錬所代理人からの「いつからグリーンサンドが有害であると思い始めましたか」では、被告は「(2012年)711日の住民説明会からです」と答えている。

日向製錬所代理人から「乙2号証には、この粉じんを吸い込んで咳が出ると非常に困るとありますが、この時点では咳は出ていなかったのではないですか」で、被告は住民説明会で「咳が出ると非常に困る」という表現を使っている。

この表現から、本当は咳が出ていなかったのではないと問われたが、「いや、咳は出ていました」と被告は答えた。

 少なくとも同年4月から子どもが入院する813日までは、マイコプラズマ肺炎であることを被告は知らず、ましてや被告は、グリーンサンドとマイコプラズマ肺炎の関係を医師に確認していない。


 というか、「マイコプラズマ」が何であるかを知らず、単なる「肺炎」だと思っていたフシさえ伺える。


非常に根拠に乏しい内容である。


子どもは同年813日にマイコプラズマ肺炎で入院し、1週間後に退院。

サンアイ代理人からの「820日に退院していますね。その後、グリーンサンドの粉じんが原因で、同じような症状がなかったのですか」の質問に、被告は「なるかどうかは分かりません」と言葉を濁し、日向製錬所代理人からの「『肺炎』の原因がグリーンサンドが原因であると思いますか」では、「それは極端だと思います」と答えている。


では、グリーンサンドの粉じんによる健康被害はなかったということである。


 「グリーンサンドが咳の原因であると示す根拠はありますか」の質問にも、被告は「医師から言われたことはありません」と答えている通り、医学的見地からの裏付けも何もないのである。




☆本人尋問で分かったこと~本当に良心にしたがって証言したのか~

 健康被害に関する尋問でもすでにお分かりだと思うが、尋問になっていない。

 宣誓を行ったように、被告は良心にしたがって証言したのだろうか。

 これまでの法廷でも見られたように、被告は「不規則発言」「逆質問」を繰り返している。

 これでは自分で自分を不利な状況に追い込んでいくだけである。


 しかも、日向製錬所代理人の「あなたのツイッターのフォロワーは13000人います。日向製錬所の従業員は900人、その数倍の家族、関係者がいます。その人たちに迷惑がかかるかもしれないと考えたことはなかったのですか」の質問に、被告は信じられないような言葉を発した。


 想像はしていません。

 想像しないといけなのですか。

 私は困っているのです。


 もちろん、サンアイの従業員やその家族、関係者もそうだが、実に多くの皆さんが、被告のインターネット上での発言に注目している。いや、心配している。

 インターネットで発言したことは、リアルの生活にも大きな影響を与えるぐらいは被告も知っていそうなものだが、多くの皆さんに迷惑がかかることを想像したことはないそうである。


 これは、被告自身の人間性がなせる業なのだろうか。

 法廷の場である。

 法廷の場で、この発言である。

 被告は、宣誓通り、本当に良心にしたがって証言したのだろうか。


 その一般的な宣誓文は、以下の通りである。




宣誓

良心に従って真実を述べ、

何事も隠さず、

偽りを述べないことを誓います。





☆本人尋問で分かったこと~公共性・公益性の利害~

 本人尋問終了後、裁判長によるまとめが行われた。

裁判長から、「被告の目的は、公共性、公益性の利害にかかっていて、原告のこれまでの説明に納得がいかないので、グリーンサンドの有害性を広めるために、世の中に訴えるために、ブログやツイッターを目的として利用しているということですね。迷惑をかけてほしくない。会社に責任を取ってほしい、親から子、孫・末代にいたるまで安全であると一筆書いてほしい」と発言があった。

被告は発言しなかった。

が、被告がこれまでに行ってきたことは、皆さんご存知のように、「公共性・公益性の利害」などまったくない。

自分や自分の家族に迷惑がかかったから、企業や行政に対して、「親から子、孫・末代にいたるまで安全であると一筆書いてほしい」とは、まこともって自分勝手な請求でしかない。


通常の公害裁判は、数多くの健康被害の状況を調査・把握し、健康被害を受けた方々から了承を取り付け原告団、弁護団を結成し、企業に対して提訴していく、ことになる。

しかし、今回は違う。

健康被害を受けた地域住民の皆さんが原告団を結成したわけでもなく、弁護団もいない。

正確で十分な調査も行われていないし、この問題に対する一般市民の認知度も何もない。


 環境問題でも、公害問題でも、何でもないのである。


 原告の請求通り、「名誉を毀損されたブログやツイッターの投稿の部分を削除することを求めるのが、主である」裁判なのである。



☆裁判後もツイッターを続けます!

 判決は、20151014日(水)午後110分となった。

 法廷で裁判長から言い渡されるが、民事事件では原告、被告とも通常は出廷しない。傍聴人も行かないが、別に傍聴しても構わない。

 原告及び被告には、裁判所から「判決書」が郵送される。

 私たち傍聴人は、判決日以降に、「印鑑」「150円分の収入印紙」「身分を証明するもの(運転免許証等)」を持参の上、裁判所に出向く。判決書を閲覧することができる。メモも可能である。


 
さて、本人尋問で、日向製錬所代理人の「被告は、今後もブログやツイッターを書き続けますか」の質問に、「はい、書き続けると思います」と、法廷で継続宣言を行った。


 これは、大きな問題である。


・判決までの3ヶ月間、新たな問題や懸念事項が発生する可能性があること。

 まずは、

・今でも「環境問題」「公害問題」であると勘違いしている被告の支援者らによって、誤った情報がホームページ、SNS等で拡散され続けること。

 この件は、私たち有志で、被告支援者に対して誤った情報を流すことをやめるようにと説得し続けなければならない。



 誤った情報がほど怖いものはない。





情報には裏付けなんか関係ない、私たち一般大衆はその場が面白く盛り上がれば良いと考えている。

みんなで、「Kさんにフォロワーを1万人付ければ企業も考えが変わるのでは」ということでやっただけ。



 「面白おかしくやれば良い」とのことらしい。

何とも無責任な発言である。

そのような人物が複数いるから大変である。


ツイッターやインターネットからそのような人物を完全に締め出すことはできないが、考え方を変えることはできる。

気長に被告支援者に対して誤った情報を流すことをやめるようにと説得し続けるだけである。



☆誤報を出したネットメディア2社

また、今回の件を、当初、間違った視点から取材を行なって記事にした「山崎ジャーナル」および「IWJ」に対して、記事削除の依頼文を送付することにする。

2社とも私と同じネットメディアであるが、当初、この件に飛びつき、第1回口頭弁論を取材した。

しかし、2社ともその後取材することもなく、この件が「環境問題」であるかのような間違った記事を今も掲載し続けている。



裁判検証(山崎ジャーナル)




読者が指摘するも、2社とも何の反応もない状態である。

同じネットメディアとして、恥ずかしい。

記事削除の依頼文を送るとともに、今回の誤報について取材を申し入れることにする。




☆被告の暴走を食い止める

そして、被告の無責任な発言を止めさせることである。

一番良い方法は、被告の家族・親戚が、直接彼女を説得させることなのだが、これまで傍聴席に家族・親戚らしい方はいらっしゃらなかった。

この件を被告の夫はどう思っているのだろうか。

1014日は厳しい判決が出ることが予想されるが、それまでの3ヶ月間、彼女が垂れ流すであろう情報をどうすれば良いのか。

思案に暮れるところだが、被告支援者同様、気長に被告に対して説得し続ける活動を行うしかないだろう。



☆戦いはこれからも続く

何か良い情報があれば、皆さんからお聞きしたい。
715日の本人尋問で法廷での裁判は終わった。

しかし、戦いはまだ終わらない。

戦いの第一段階しか終わっていないのかもしれない。

今後も多くの皆さんとの情報交換などを行ない、インターネットにおける情報発信の在り方について考えていきたい。


(とりあえず、了)


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 市民メディアみやざきCMM  大谷憲史


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夫は妻と別居。

内村市議には妻子がいる。

昨年3月、夫は内村市議に対して慰謝料請求を行ったが、代理人からの回答書には「そのような事実はなく内村とは無関係」と不倫関係を否定。

昨年、市議選選挙前であることをいいことに、内村市議は開き直りの態度。また、訴えは議員活動への妨害であるとまで言い出す始末。

再選を果たした内村市議は子ども・子育て支援対策特別委員会に所属している。

慰謝料支払いに応じない内村市議に対し、夫は昨年6月裁判を起こしたが、内村議員側の主張は不当訴訟だとして不倫を否定。
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裁判は2016年5月18日、宮崎地方裁判所で結審する。



それを受けて内村健久市議は、議員辞職を含めて今後の対応を考えるとのこと。


















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その紙を独自に入手した。

 そこには、平成23年度から平成28年度までの市長の県外及び国外出張に随行した市職員の人数が書かれている。

 平成23年度、24年度は前市長で、崎田市長は平成25年度からということになるが、前市長との比較も見てほしい。


『市職員の市長随行実績』(データ)

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