ジェーン フィッシャーおよび Avaazチーム一同
皆さま
私も皆さんと同じように、沖縄県で火曜日朝に起きた若い女性に対する米兵2人による強姦事件を耳にした時、心が引き裂かれる思いでした。その若い女性が、10年前の私と重なりました。
私はこの10年間、日本社会に正義をもたらすため闘い続けてきました。この国では今もなお、私の人生を変えた米兵によるあのような犯罪が後を絶ちません。
しかし、ほとんどの事件において、米兵が罪に問われることはありません。この悲劇がマスコミでも大々的に取り上げられている今こそ、強く政府に訴え行動を起こすよう説得する貴重なチャンスです。
私は今週金曜日、この件において迅速に正義を追求し、沖縄における在日米軍の刑事免責を終わらせるよう沖縄県知事に訴えるため、全国メディアにこの問題を提起します。
しかし、その訴えが聞き届けられるためには、訴えているのは被害者だけでなく、その周りに大きな支援の輪があるのだということを仲井真知事に示さなければなりません。嘆願書に署名し、お知り合いの皆さまにも署名の協力を呼びかけて頂くようお願い致します:
◯沖縄米軍によるレイプを繰り返させない
沖縄に駐留する米兵による犯罪被害者は何千人にも上りますが、日本政府はほとんどの事件に関して加害者を不起訴にしており、被害者の多くは泣き寝入りの状態です。加害者に対する起訴率はわずか13%との統計もあります。
過去に起きた事件において、事件後の典型的な対応は、米軍が日本側に「綱紀粛正」を約束するというものですが、本当の意味で正義が果たされることはほとん どありません。
私の場合、私をレイプした加害者の男は日本で有罪判決を受けましたが、判決が下された時点ですでに米国に逃亡しており、そこで自由に暮らし ていました。私はこの事件を米国の裁判所に持ち込み、10年たった今も、正義を求め闘い続けているのです。
しかし、私たちが今すぐ行動を起こせば、火曜日に暴行を受け勇敢にも被害を届け出たこの女性にとって、状況は変わってくるかもしれません。
米軍基地に対する沖縄の人々の反感は最高潮に達しています。今月初めに市民の安全を脅かす軍用機が新たに配備されたことに対する大規模な抗議運動も続いて います。
今回の暴行事件を最後に、米軍関係者による犯罪に対する日本政府のずさんな態度を改めさせ、日本の法令を米軍に順守させるよう変えていくことがで きるかもしれません。
私たちの力で、この悲劇を行動へと変えていきましょう。
今週金曜日までに嘆願書に署名し、お知り合いの皆さまにも署名を呼びかけて頂くようお願い致します:
◯沖縄米軍によるレイプを繰り返させない
私はこの夏、米国の裁判所で加害男性に向き合いました。日本中の何千ものAvaazメンバーたちが、私の事件に関し正義を求め共に声を上げて頂いたこと に、大変勇気づけられました。
もう一度、共に声を上げてください。
私たちが力を合わせれば、在日米軍の刑事免責に終止符を打ち、今後このような犯罪が2度 と起きぬよう取り組むことができます。
そして、世界各地で罪に問われること無く逃れてきた軍関係者による犯罪の被害者に、もう泣き寝入りしなくていいのだ と伝えましょう。
希望を込めて、
ジェーン フィッシャーおよび Avaazチーム一同
関連情報:
毎日新聞 米兵女性暴行:沖縄の怒り、政府直撃
琉球新報 基地理解は「無理」 知事、日米に抗議 米兵集団女性暴行
毎日新聞 米軍関係者の起訴:「一般刑法犯」13% 性犯罪全て不起訴/沖縄
Project Disagree 基地内性暴力、報告書を沖縄の立場から読み直すこと
琉球新報 届かぬ声、痛い心 米兵暴行事件被害者インタビュー
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