韓国の口蹄疫ですが、ニュースによると100万頭が感染したようです。
まだ拡大しているようで、日本への影響が懸念されます。
-----------------------
伝染病の口蹄(こうてい)疫が、全羅北道と南道、慶尚南道、済州道を除いた全国に広がり、100万頭近くの牛と豚が殺処分され、補償金の額が 7500億ウォン(約560億円)を超えた。農林水産食品部(省に相当)は6日、畜産農家への支援金、ワクチン接種、防疫費用など被害額は9700億ウォン(約720億円)に達する見込みと発表した。
口蹄疫の拡大が衰える気配を見せておらず、補償金などに投入される税金はさらに増える見通しだ。同日も、忠清南道唐津郡合徳邑や京畿道安城市一竹面、忠清北道陰城郡金旺邑に豚の口蹄疫、忠清北道陰城郡三成面に牛の口蹄疫が発生した。
政府は今回の口蹄疫について、口蹄疫危険国のベトナムなど東南アジア地域を旅行した一部畜産農家を通じてウイルスが流入したとみている。韓国では過去にも、牛や豚の農場のオーナーや労働者が海外に行ってきた後に口蹄疫が発生した前例がある。今回も、一部農場主の不注意により、過去最悪の事態にまで発展している。殺処分となった家畜については時価で補償しているが、事実上は納税者が負担しているわけだ。
今回の口蹄疫は、昨年11月29日に慶尚北道安東市で発生し、40日にわたって慶尚北道、京畿道、江原道、忠清北道、忠清南道の六つの広域自治団体の46の市と郡に広がった。これは全国基礎自治団体の20%に達する。市、郡、区の5カ所のうち1カ所が口蹄疫の被害を受けたわけだ。
同日までに牛9万2424頭、豚85万3089頭が殺処分された。ワクチン接種は、当初牛だけが対象だったが、6日には豚も対象となり、これまで141万1515頭が接種を受けている。
李明博(イ・ミョンバク)大統領は同日、大統領府で開かれた口蹄疫対策緊急関係閣僚会議で「年間1500万人が海外へ旅行に行き、800万人が韓国を訪問する。検疫も検疫だが、根本的な対策を立てなければならない」と指示した。続けて「旅行客が増えるという面で、検疫だけでは予防が難しい。中国やベトナムの場合、口蹄疫が年中発生する地域であるため、すぐにでも対策が立てられるが、根本的な対策を講じたい」と強調した。(出典「口蹄疫:100万頭が感染、補償額は7500億ウォン超に」朝鮮日報)
-----------------------
また、聯合ニュースでは、
農林水産食品部によると、7日午前8時現在、埋め立て対象の家畜は107万5015頭で、前日より12万6651頭増えた。内訳は、牛が2472農家の9万7524頭、豚が469農家の97万4469頭など。このうち、83.7%が埋め立て処分を終えた。
政府は迅速な作業のため、公務員6000人余り、軍人3500人余り、警察2000人余り、消防公務員1500人余り、掘削機340台を投入している。
一方、ワクチン予防接種はソウルなど7市道(広域自治体)、60市郡(基礎自治体)の5万2081農家、120万8364頭に対し実施された。
感染疑いの届け出は昨年11月から今月7日午前まで134件に上り、このうち95件が陽性判定を受けた。口蹄疫の感染が確認された自治体は6市道、45市郡を数える。(出典「口蹄疫、埋め立て対象の家畜100万頭超える 」聯合ニュース)
-----------------------
韓国から豚や牛がいなくなるほどの数の処分ですね。農家の方は大変かと思います。
今後の状況を見守っていきます。
コメント
コメントを投稿