海自・多用途支援艦「げんかい」(AMS4304)14 posted by (C)cyber
【PJニュース 2011年1月16日】
1月15日、海上自衛隊呉地方隊所属の多用途支援艦「げんかい」が、艦のPRの一環として、宮崎県串間市の福島港に初寄港した。歓迎セレモニー後、16日まで一般公開され、17日に出航する予定となっている。
「げんかい」は、「ひうち」型多用途支援艦の4番艦として、2008(平成20)年2月20日に就役した。海上自衛隊呉地方隊に所属し、大分県佐伯市にある分遣隊の佐伯基地を母港としている。
呉地方隊は、西は宮崎県から東は和歌山県に至る地域の太平洋沿岸海域と、瀬戸内海及び1都1府12県の陸上地域の広範囲の警備を担当している。また、呉地方隊は、海上自衛隊の行う国際協力事業の後方支援を担当する中枢部隊でもある。
「げ んかい」は、日本周辺海域における防衛と海上交通の保護を始めとする、多種多様な任務に関わる訓練支援と、災害発生時等における救援活動にあたる海上自衛 隊の最新型の艦である。基準排水量980トン、長さ65メートル、幅12メートルで、2基2軸の5000馬力のディーゼル機関を搭載している。
装備としては艦船のえい航装置があり、災害派遣時の車両や物資を輸送できる広いデッキがある。また、デッキクレーンにより、訓練支援用の「自走式水上標的」の投入・揚収などもできる。
午前9時すぎに福島港に入港。地元の商工会議所などによる歓迎セレモニーが行われ、艦内が市民に公開された。小雨が降るあいにくの天気だったが、多くの家族連れなどが訪れ、操舵室では子どもたちが艦長専用のイスに座り、艦長の気分を味わっていた。
艦内には「げんかい神社」と呼ばれる神棚があり、金比羅大社、宗像大社、天照皇大神から頂いたお札が納められ、航海中の安全を守っている。
また、狭い通路の壁に、姫路市に寄港した際、幼稚園からいただいた絵が飾られ、「この絵を見ると元気になれます」と、若い乗組員が話していた。長い航海では、こうしたもので癒されるようである。
一般公開は16日も行われ、「げんかい」は17日の午前中に串間を出港する予定となっている。【了】
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○海自・多用途支援艦「げんかい(AMS4304)」初寄港宮崎
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パブリック・ジャーナリスト 大谷 憲史
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